仕事でオランダ人とロシア人の講演を聴くハメになった。 話すのは英語だから、言葉はわからなくもないが、内容はよくわからない。 内容を理解するための専門知識が私にはないのである。 もともと講演するお客さんに失礼だから、頭数を用意したい、ということで呼ばれているのである。 わからなくても致し方なかろう。 それはともかく、ヨーロッパ人はみんな臭いな。 香水の臭いが凄いのである。 もう廊下ですれ違ったときに、ぎゃっ!!と思ったが、20人ほどが定員の部屋に入ったら、悶絶しそうであった。 私は香水というもの自体をそもそもいいニオイだと思わないけど、例えいいニオイだとしてもこれほど強烈ではたまったもんじゃない。 話がわからないから、余計にニオイばかり気になる講演であった。 そういえば、昔一緒にサッカーやってたフィンランドのおっちゃんも香水つけてたな。 ヨーロッパ人という奴は香水をつけるのがデフォルトなのかもしれない。 推測するに、ヨーロッパはきれいな水が潤沢にある地域が少ないので、日本人みたいに何でも水で流す、という習慣がないんだろう。 多少臭くても香水でごまかす文化が根付いているのではないか。 料理も、材料の鮮度をよくしよう、とは思わないで、スパイスでごまかそう、と思った連中だからな。 とはいえ、どれだけ水に流しても、加齢臭は消えないのである。 歳をとったらこれはどうにもならない。 遠からず私にもそういうときがくる。 加齢臭と香水臭いのとどっちがよりマシか、という話になるだろう。 おそらく自分の加齢臭は気付かないんだから、私を中心にして考えるなら、香水なんか使う必要はないだろう。 「あのおっさん、くっさいな」とか陰で言われているんじゃないか、と思いながら果たして生きられるのかという問題はあるのだが。 <補足> 世の中には自分の体臭が気になって引き籠もりになってしまう人がいるそうだけど、そういう人にこれを読まれると困るな。 最後に書いても意味がないけど。 あまり気にしないで欲しいものである。 |