先日、シャープペンシルを購入した。 勉強しなくなって久しい私は筆箱などというものを持っておらず、鞄の中にそのまま入れて置いたところ、なぜか勝手に芯が伸びている。 もちろん折れた芯が鞄の中を汚してしまう。 なんでっ?と不思議に思ったが、近頃のシャーペンには「振ると芯が出てくる機能」が付いているという事を知って驚いた。 私と同じ事を考えた人がいたのだろうか? かつて私が高校2年生だったの時のことである。 英単語を紙に書きながら覚えていた。(当時は毎日英単語・熟語の小テストがあったのだ) 一心不乱に書き殴っていると芯が減ってきてしまうのに、私はイライラしたものだ。 なぜならいったんシャーペンを持ち替えて、お尻を押さなければならないから。 「これなんとかならないかなあ」と近くにいた友人に話しかけてみたところ、「どうにもならんだろ」と冷たく言い返された。 しかし、私はとっさにある方法を思いついたのである。 それを見た友人は、「お前はアホか!」といいながら笑いまくった。 その時、私がどうしたかおわかりだろうか? 私はシャーペンをグリップしたまま、自分の胸にシャーペンのお尻を押しつけて芯を出したのである。 親指をお尻に持っていくより、持ち替えなくて良いだけ有利だと思ったのだが・・。 しかし、どうやらシャーペンの芯を出すときに「メンドくさい」と思うのは、何も私だけのことではなかったのだということは確かだろう。 なにせ、必要は発明の母だからね。 私はちょっぴり嬉しかった。 |