オリジナリティ

オリジナリティ 2003_01_17

 

オリジナリティ。
それは自己を主張する上でもっとも重要なモノである。
オリジナリティのない様な主張をするわけにはいかない。


『銭形金太郎』というタイトルのTV番組がある。
貧乏さん比べをして、より貧乏さんな方に10万円プレゼントする代わりに、その貧乏ぶりで笑わせてもらおうという非常に低脳な番組である。
面白くないこともない。

しかし、私はいつも思うのだが、貧乏ぶりが今一つなんじゃないか。
だって、住んでる部屋、私んとこと大して変わらないじゃん。
築40年をはるかに超える我がアパートは、なるほど貧乏さんの住処っぽいのである。
放送で如何に貧乏をアピールしようが、私にいわせれば「その程度なの?」といったところなのだ。

とはいったものの、私が貧乏さんの仲間かというと、今のところそうでもない。
じゃあ、安いアパートに住んで貯金がイッパイ貯まったのか?というと、そうでもないのである。
問題は食費とアキバでの消費。
真っ当な独身社会人のエンゲル係数が30%を超えることが果たしてあるだろうか?
特別贅沢なものを食べているわけでもないのに。
それは発展途上国の数字である。

と、そこで思ったのだが、秋葉原での消費を表す適当な言葉がない。
エンゲル係数に匹敵するような。
PCパーツ、ゲーム・DVD(エロ含む)など秋葉原特有の消費を表す言葉が欲しい!と思った。
そんなもの、必要なら創ればいい。
ズバリその名も「アキバ係数」。
ノーひねりだが、わかりやすくてイイんじゃないか。

「アキバ係数」は、支出全体に占める「PCパーツ・ゲーム・ソフトウェア(DVDを含む)・エロ漫画など」の割合を示す指標である。
実際に秋葉原で買い物をしたかどうかは関係ない。
これは有用な指標なんじゃないか。
なぜならば、人間のダメさ具合を表す指標になるからだ。
人のダメさ加減も時に美しい。

よし、この言葉を是非プッシュしていきたい!と思ったのだが、検索をかけてみてガッカリ。
「アキバ係数」も「秋葉係数」も既に考えついている人はイッパイいるようである。
そりゃそうだ。
いかにも考えつきそうなネーミングだよ。

私は自分のオリジナリティの低さに失望し、「オレにつまらん時間使わせやがって!だいたい銭形金太郎の貧乏さん達が今一つだからこういう事になるんだよ!」と八つ当たりしたくなるのである。


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