地球温暖化時代の騒音問題

地球温暖化時代の騒音問題 2007_06_07

 

近頃、「地球温暖化」という言葉を聞かない日はない。
サミットが近いせいか、テレビニュースはやたらと地球温暖化問題を取り上げている。
おかげさまで、最近省エネの意識が浸透しつつあるようだ。
学生たちもまだエアコンを使わないで我慢している、私は何も言ってないのに。
大変感心なことである。

もっとも、私は地球温暖化について今まで書いたことは一度もないはずだ。
私は地球温暖化を気にしている訳じゃない。
私の主張はもっと単純で、人間に与えられているのは太陽だけであって、太陽から得られる以上のエネルギー消費をして良いはずがないだろう、というものである。
まあ、結果的に省エネしてもらえれば、地球温暖化のロジックを持ち出してもらっても一向に構わないのだが。

ところが、である。
ここにきて、一つ困ったことが起きた。
お隣さんが非常にうるさい。
これは参ったな。
夜は眠れないし、朝は予定より早く起こされる。
今日も朝7時から強烈な目覚まし時計が鳴りっぱなしだった。
この一ヶ月ほどで私はグロッキー状態である。

なんで急にうるさくなったのかというと、お隣さんの窓が開いているからである。
5月に入ってからちょうど良い気温になったので、エアコンを使わないで窓を開けているらしい。
今まで騒音を感じなかったということは、地球温暖化問題が取り上げられるようになって、急に窓を開け始めたのではないか。
窓を開けるのは結構だけど、開けるなら静かにして欲しいものである。

文句を言おうかな、と思うのだが、お隣さんと全く面識がない。
会ったことが一度もないのである。
全然面識のない人に文句って言いにくいんだよね。
私は東京の近所付き合いしなくて良いところが大好きだけど、この件に関してはほとほと困り果てた。
相手が変な人だと困るので、大家さん経由で注意して貰おうかと思っているのだが・・・。

しかしまあ、こういった問題は私だけじゃなくて、他の皆さんにも起こるんじゃないか。
省エネするのは結構だけど、ライフスタイルの一部分だけ変えても上手くいかない。
全体を変える必要があるんだな。
日本みたいな住宅が密集した環境で窓を開け放ったら、テレビの音だって筒抜けですよ。
そのうち、住宅の作り方から変わってくるとは思うけど、それには2〜30年は掛かるだろう。
今しばらくは、この手の問題が頻発するんじゃないか。

もっとも、地球温暖化をくい止めよう!なーんて言ってみても、夏になったらまたみんな忘れちゃうだろうけどね。
エアコン使わずに乗り切ることが出来るほど我慢強い人は、そんなにいないわな。
そうなれば、また窓は閉められるから、騒音問題は起きないかもしれない。
夏になれば、私も安眠できるかな?



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