困ったことがあった。 ユニットバスの換気扇を回すと照明も一緒に点いてしまうのだ。 もったいなーい。 大家さんに怒るわけにもいかないけど、設計した人は何を考えていたのだろう。 自分でスイッチを挟もうかと思ったのだが、壁の中には手を付けられないし、ユニットバスの中だと湿気が怖い。 素人にはちょっと難しい相談だった。 風呂付きの暮らしを始めて、初めてわかったことだが、風呂を持つということはカビとの闘いであった。 風呂なしの部屋に済んで住んでいるときは、全く心配なかったのだが。 おまけに最近、赤いカビが生えてくる。 緑ならともかく、赤はちょっと怖い感じ。 あれは大丈夫なんだろうか? カビが生えていれば当然、胞子も飛びまくっているはずで、免疫があれと戦っているのかと思うと大変不憫である。 カビを防ぐにはなんといっても湿度を下げることが大事。 ホントは水滴を拭き取るのがベストらしいのだが、さすがにちょっとそれは無理だ。 風呂から上がってさっぱりした後に仕事は出来ない。 毎日のことであれば、尚更である。 そこで換気扇が必要になるのである。 扉を閉めておいて、換気扇を回すと比較的早く乾く。 たぶん気圧が下がるからだと思うのだが。 省エネを推進する私としてはこれはゆゆしき事態であった。 何とかして、照明だけ消すことが出来ないだろうか? とりあえず、発熱電球を電球型蛍光灯に換えることで消費電力を60Wから13Wに減らしてはみたものの、やはり勿体ないという思いは消えなかった。 そんな私はある日、発見してしまうのである。 「電球型蛍光灯 東芝 ネオボールZ A形(常夜灯機能付き)」を。 こいつは凄いぜ。 なんと特別な装置なしで、照明を常夜灯に切り替えることが出来るのだ。 常夜灯ってのは、真っ暗になるのを防ぐオレンジ色の弱いランプのことである。 なんと消費電力2W! 東芝やるな。 感動した!! 60Wを2Wまで減らすことが出来れば、なかなか頑張った方じゃないか。 まあ、換気扇を回す電力は減らせないけども。 どうせある種の自己満足なんだから、良しとしなければならないだろう。 XBOX360を手に入れたのはそんな自己満足に浸っていたときのことである。 XBOX360の消費電力はなんと実測値で160Wだという。 しかも、まだフルパワー使ってない数字だとも聞いた。 58W省エネしても160W使ってたら意味無いよな。 感動は一気に吹き飛んでいくのであった。 ゲームマシンも省エネしてくれなくちゃね。 <追加 2006_09_11> XBOX360はメチャ熱い。 背面から吹き出る熱風は布団乾燥機を凌駕する。 取り出したディスクは今まで触ったことのない温度だ。 触った瞬間、ビックリするぜ。 |