感動も吹き飛ぶ160W

感動も吹き飛ぶ160W 2006_09_08

 

困ったことがあった。
ユニットバスの換気扇を回すと照明も一緒に点いてしまうのだ。
もったいなーい。
大家さんに怒るわけにもいかないけど、設計した人は何を考えていたのだろう。
自分でスイッチを挟もうかと思ったのだが、壁の中には手を付けられないし、ユニットバスの中だと湿気が怖い。
素人にはちょっと難しい相談だった。

風呂付きの暮らしを始めて、初めてわかったことだが、風呂を持つということはカビとの闘いであった。
風呂なしの部屋に済んで住んでいるときは、全く心配なかったのだが。
おまけに最近、赤いカビが生えてくる。
緑ならともかく、赤はちょっと怖い感じ。
あれは大丈夫なんだろうか?
カビが生えていれば当然、胞子も飛びまくっているはずで、免疫があれと戦っているのかと思うと大変不憫である。

カビを防ぐにはなんといっても湿度を下げることが大事。
ホントは水滴を拭き取るのがベストらしいのだが、さすがにちょっとそれは無理だ。
風呂から上がってさっぱりした後に仕事は出来ない。
毎日のことであれば、尚更である。

そこで換気扇が必要になるのである。
扉を閉めておいて、換気扇を回すと比較的早く乾く。
たぶん気圧が下がるからだと思うのだが。

省エネを推進する私としてはこれはゆゆしき事態であった。
何とかして、照明だけ消すことが出来ないだろうか?
とりあえず、発熱電球を電球型蛍光灯に換えることで消費電力を60Wから13Wに減らしてはみたものの、やはり勿体ないという思いは消えなかった。

そんな私はある日、発見してしまうのである。
「電球型蛍光灯 東芝 ネオボールZ A形(常夜灯機能付き)」を。
こいつは凄いぜ。
なんと特別な装置なしで、照明を常夜灯に切り替えることが出来るのだ。
常夜灯ってのは、真っ暗になるのを防ぐオレンジ色の弱いランプのことである。
なんと消費電力2W!
東芝やるな。
感動した!!

60Wを2Wまで減らすことが出来れば、なかなか頑張った方じゃないか。
まあ、換気扇を回す電力は減らせないけども。
どうせある種の自己満足なんだから、良しとしなければならないだろう。

XBOX360を手に入れたのはそんな自己満足に浸っていたときのことである。
XBOX360の消費電力はなんと実測値で160Wだという。
しかも、まだフルパワー使ってない数字だとも聞いた。
58W省エネしても160W使ってたら意味無いよな。
感動は一気に吹き飛んでいくのであった。
ゲームマシンも省エネしてくれなくちゃね。



<追加 2006_09_11>
XBOX360はメチャ熱い。
背面から吹き出る熱風は布団乾燥機を凌駕する。
取り出したディスクは今まで触ったことのない温度だ。
触った瞬間、ビックリするぜ。


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