変わってゆく中目黒

変わってゆく中目黒 2003_11_25

 

最近、深夜に若者たちが酔っぱらっている姿をよく見るようになった。
そういえば、商店街に飲み屋が増えたような気がする。
酔っぱらった若者というのは恐ろしいもので、出来るだけ近寄りたくはないものである。
集団で屯しているときは尚更怖い。
私の目にはみんな犯罪者に見える。

そういえば、近頃銭湯やコインランドリーに若者がいっぱいいる。
あまり裕福そうには見えない。
下北沢あたりの夢見がちな若者達がシフトしてきたような印象だ。

なんで最近若者が増えたのかな、と思っていたところ、凄いことに気がついた。
中目黒の駅前に、でーんっと大きなビルが建っていた。
それだけでなく駅前の再開発に伴って、新しいお店がたくさんオープンしているようだ。
TSUTAYAが出来て便利になったなあ、とか思っていたのだが、それも再開発の一部だったらしい。
私は自分に関係のないものに興味を示さない人間なので、全く気がついていなかった。

どうもそのせいで、若者たちの遊び場になってきたみたいである。
芸能人の口から、「打ち上げは中目黒」という言葉をよく聞くようになったのはそういうことだったのか。

ちょっと前までは静かな所だったのにねえ。
都心に近く、交通の便も良いのに、なぜか余り開発されていない良いところだった、中目黒周辺は。
道に野菜を並べて売っている八百屋がいるような爺婆くさいところで、私は非常に気に入っていたのだが。
地の利の良い場所がいつまでもほかっておかれることはないらしい。

私もそろそろエセ貧乏人生活から足を洗わなければならないような気はしている。
ここを離れるときも、そう遠くないだろうな。


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