私はあまり音楽を聴かない。 カラオケなんぞに誘われると、最近の歌を知らないので困ってしまう。(行きたくない理由は別にもあるのだが・・) そんな私でも、ときには音楽を聴くことがあるものだ。 割と凝り性な正確のせいか、アルバムの中の気に入った曲ばかりリピートして聞いたりすることが多い。 たとえ1曲でなくても全曲中3,4曲だけを繰り返し繰り返し聞いたりすることもある。 初めに何回か聴いて、いまいちフィーリングが合わないなと思った曲は、リピートプログラムからはずしてしまったりしているわけだ。 ところがである。 繰り返し聴いているうち飽きてくるのだ。 そして、初めは排除した曲を繰り返し聞くようになったりする。 結局最後には、全ての歌をたっぷりと聴いているといった具合になるのである。 このことは長年の謎だった。 (最終的な評価はファーストインプレッションが正しい事が多いのだが) しかし、最近考えてみるに、どうやらこれは脳への刺激という観点からすると、比較的理解しやすいような気がする。 私は音楽を聴きながら寝てしまうという経験を何回かしたことがあるが、それはやはり繰り返し聴いていて飽きがきている曲ばかりだったのだ。 どうやら繰り返し繰り返し聞くことによって慣れてしまい、耳から音が入ってきてもそれを刺激として捉えなくなっているらしい。 そこから考えを延長していくと、初めはいまいちだと思った曲を聴くようになるのは脳が刺激を欲しているからだと言えないだろうか? お気入りの曲を聴くときに一々CDを入れ替えるのはメンドくさいので、オリジナルセレクションCDを作ってみた。 しかし、結局元CDを取り出して選に漏れた曲を聴いていたりする今日この頃、なぜかそんなことを思った。 脳味噌が刺激を求めているのだろうか。 |