マルチタレント

マルチタレント 2020_10_25



このところボカロ曲をずっと聴いていた、というかMVを観ていた。
今更ボカロかよ、という感は強いのだが。

話は半年ほど前、『初音ミク Project DIVA Future Tone DX』のモジュールを変えて、どの初音ミクが可愛いのかを検証していた時まで遡る。
やっている途中で私は気付いたのである。
PS4を起動すると150Wぐらいかかるけど、ノートPCで動画を再生すれば消費電力はほとんどゼロだな、と。
どうせPCは常に起動しているわけだから。
Youtubeに誰かが投稿した動画を観ればイイじゃん、と私は思った。
これが前回書いた放熱不足で処理落ちする話に繋がるのである。

Youtubeで動画を再生してそのままにしておくと、勝手に次の動画が始まってしまう。
どういう仕組みなのか私は知らないのだが、『Future Tone』の動画の後に大抵ボカロ曲が設定されていた。
そういったわけで、私は意図せずにボカロ曲を大量に聴くことになったのである。
ずっとゲームはやってきたから特に抵抗はないしね。
聴いたら聴いたで全然悪くない。
更にそれが習慣化して、いまだに誰かが作った再生リストを適当に流している。

そこで、ホントに今更なのだが、ボカロ曲って画が大事なんだと気付いた。
曲だけだと、なんのこっちゃよく分からない。
歌詞が聴き取りにくいから、歌詞を動画の構成要素として見て楽しいものにする事が重要なんだな。
つまり、再生数を増やすには作詞作曲だけじゃなくて、動画を創る才能も必要になるらしいのだ。
ピノキオピーって人なんかは作詞作曲に加えて、作画も自分で出来ちゃう。
正しい意味のマルチタレントだね。
ボーカロイドによって埋もれていた才能が開花した、という認識は私も持っていたけど、画の才能まで必要だとは思っていなかったな。
これはちょっとした驚きだった。

面白い動画は何回でも観れる。
最近はピノキオピーの動画を流してトレーニングしてるの。
あれは何十回観ても全然飽きないな。
一見意味不明なようで、実は深い意味がありそうな歌詞も私は気に入っている。

もっとも、ホントに今更な話で、ボカロの活性自体は相当落ちてるっぽい。
投稿の日付を見ると、ここ2年ぐらいの作品は凄く少ないな。
ピノキオピーみたいに毎月新作を発表している人は例外的。
10周年記念で燃え尽きた人が多いのかな?
非常に残念な話だね。
ボカロのスマホゲーがヒットしてるらしいから、また活性が戻ってこないとも限らないが。


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