我が家には物干し台がある。 それは駐車場の屋根の上に設けられており、晴れた日などには洗濯物を干したり、布団を干したりするわけだ。 しかし困ったこともある。 この物干し台の上を電線が通過しているため、鳥の糞がよく落ちてくるのだ。 汚いことこの上ない。 そのため、陽当たりのいい東側半分を使うことが出来ず、冬場などは大変不便している。 しかしよく考えてみると、そもそも物干しに干していいのか、という疑問も生まれてくる。 乾いた糞が風で巻き上げられて、洗濯物につくのではないか。 というか、私が履いている草履の裏には鳥の糞が、直接ではないにせよ、幾らかはついているのではないか。 衛生上、大丈夫なのだろうか? そう考えると、鳥インフルエンザなんかはもっと深刻だな。 この間も陽性反応が出たとかニュースになってたけど。 養鶏業の人だって普通に生活しているわけだから、色んな場所に行かざるを得ないわけで、鳥の糞ぐらいどこかで踏むよ、絶対。 買い物に行けば、我々の靴についたウイルスをもらうことだってあるだろう。 野鳥が飼育小屋まで入ってこなくても、感染経路はいくらでもあるわな。 消毒したって限界がある。 完全には防ぎようがない。 今のところ、鳥インフルエンザが人間に感染することは無いらしいが、いつまでもそうとは限らない。 豚みたいに人間に近いDNAのほ乳類を経由して人間に感染するウイルスに変化することも考えられるそうだ。 そうなったら、もう外に洗濯物なんか干せないな。 家を建て替えるなら、どこかに物干しを作らなきゃと思ってたけど、作らない方がいいのかもしれない。 むしろ乾燥機を買った方がいいのかな。 物干しを作るのにだって、おそらく数十万円はかかるだろう。 累積の電気代を考慮しても、そんなに遜色ないといえるのではないか。 もっとも、パンデミックが起きたら、そんな程度の話では済まないけどね。 |