結局は脂が旨い

結局は脂が旨い 2013_08_11

 

ファミレスのハンバーグを食べたことがあるだろうか?
最近のは凄いよ。
何が凄いって肉汁が凄い。
ハンバーグを切った途端に、ドバッと肉汁が飛び出してくる。
うひょっ!!って思うよね。
しかし、あれってホントは肉汁じゃないんだろう。
味の素の「洋食亭ジューシーハンバーグ」を食べてて、そのことに気付いた。

この冷凍ハンバーグは分厚い。
その分、長く茹でなければならないのだが、飯を食いながら次の飯を作っている状況だと、私は待ちきれないのである。
私はあっという間に食べてしまうからね。
で、パッケージに書かれている目安の時間より早くお湯から出してしまうのだ。
この茹で不足のハンバーグに箸を入れると、真ん中に白い塊があることにイヤでも気付く。
切れないからね。
この白い塊の正体はおそらくラードみたいなもんなんだろうと私は推測する。
捨てる脂身から作ったラードを足せば、おいしくなる上に肉汁感も出て一石二鳥じゃん。
結局肉の旨み味は脂にあるからな。
おそらくファミレスのハンバーグも同じなのではないか。
切った時の肉汁の飛び出し方が同じだからね。

脂と言えば、冷凍餃子にも脂が足されている気がするな。
シェアナンバー1、味の素の冷凍餃子が新しくなったってニュースでやってたから食べてみたけど、明らかに底の形状が違う。
片栗とラードを混ぜたような塊が餃子の底に足されており、調理前の形は不格好だ。
しかし、焼くと普通の形に戻るし、羽根が脂を吸って旨みが増したように感じられるんだろう。
確かに前より旨くなったと私も感じた。

そりゃ、値段は上げられないのに、良い肉が使えるわけはない。
だったら脂を足しておけばいいじゃないか、と考えるのも当然の発想なのかもしれないな。
デフレの時代なら尚更だ。


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