ここ2ヶ月ほど、こんにゃくラーメンを食べ続けていた。 ダイエットをしていたのである。 引っ越してから2年で10キロ太ったからだ。 さすがにこれはヤバイと思って、この2ヶ月ほどいわゆるカーボダイエットをやっていた。 炭水化物を抜くダイエット法である。 とはいえ、拡大した胃袋には何かを詰める必要があったので、こんにゃくラーメンでも食べないわけにはいかなかったのだ。 こんにゃくで出来たラーメンだけあって、カロリーはほとんどない。 ところが、このこんにゃくラーメンはあんまり美味しくない。 こんにゃくラーメン自体には味がないし(臭みはある)、麺がスープを吸わないので、非常に味気ないのだ。 確かにお腹が膨らむことは膨らむのだが。 食べているうちに、そもそもなんでこんにゃくなんぞを食べるようになったのか、が非常に気になった。 飽食のいまならこんにゃくを栽培するのも分からなくはないが、食うのに困っていた時代に栄養にならないものを作ってどうするのか? これは非常に不思議なことである。 欧米ではそもそも食べ物の分類に入らないとも聞く。 検索をかけてみると、元々中国では高級食材であったという記述を見つけることが出来る。 整腸作用があるから、らしいのだが。 この整腸作用というのは、食物繊維が豊富でお腹の中を掃除してくれる、という意味のようである。 ただどうも私にはこんにゃくラーメンが体に良いとはあまり思えない。 たくさん食べると吐き気がするし、お腹も緩くなるような気がするんだな。 たまたま「ビフィズス菌」について調べていて、お腹の中を酸性にして悪玉菌の増殖を抑えるという記述を見つけたけど、こんにゃくってアルカリ性じゃん。 腸内の菌バランスがおかしくなってしまうんじゃないだろうか? もしかしたら、下剤として使っていたという可能性もあるんじゃないか、などと考えていたのだが、そういう記述を見つけることは出来なかった。 お腹の調子、あんまりよくないんだけどなー。 確かにダイエット効果はあるから、まあいいんだけど。 おかげさまで増えた体重はすっかり元に戻った。 <後日談 2007_07_12> こんにゃくラーメンばかりだと飽きるので、こんにゃくライスも試してみた。 こんにゃくの粒をご飯に混ぜて食べるのだが、これはラーメンよりはうまい。 だって、本物のご飯が入ってるからな。 その代わりダイエット効果は低い。 こんにゃくライスとご飯を1:1ぐらいでチャーハン作ってこのところ食べていたら、全く体重は減らなくなった。 結局上手いものは駄目なんだよ。 |