50歳のキムタクに勝て!!

50歳のキムタクに勝て!! 〜50で18(その2)〜 2001_04_27

 

50で18、私は常に主張してきた。
「自分が50歳の時に18歳の奥さんをもらう」という意味だ。
それはあくまで、「若い方が何かとねえ・・」という意味であって、私が極端なロリコンであるということを言っているのではない。
もちろん、それを否定するものでもないのだが。

ところがである。
私が主張すればするほど周囲からは「いい加減、現実と向き合おうよ」とか「とりあえず自分を見つめ直そうよ」とかいう反応が返ってくるのである。
本当に彼らは何もわかっていない。
明日の自分が今日よりも優れてあらんことを、と願って生きる私はどんどん素晴らしい人間になっていくのである。
50歳の私はモテモテのウハウハに違いないというのに。

まあまあ、確かに俄に信じられる話ではない。
そこで彼らを説得すべく、私はある論理を打ちたてた。
AがBより大きいことを証明するとき、Aより明らかに小さいCがBよりも大きいことを以て証明に代えることが出来る。(A>C>B)

ここで日本で最も格好いい男、キムタクをCに見立てよう。
私とてキムタクは格好いいと思うのだ。
キムタクが50歳の時に、18歳の奥さんをゲットできないか考えてみる。
出来るんじゃないの、と思わざる得ない。
だってキムタクだもんね。

ということは、50歳の私が50歳のキムタクに勝てば、「50で18」は成し遂げられ得るのである。
ここでは私がAだ。
で、勝てるの?って考えてみる。
勝てるんじゃないの、というふうに思えてならない。
だって、50歳のキムタクはぶくぶくに太っているかも知れないし、シワシワになっているかも知れない。
一方、私は決して老いることがないし、日々素晴らしくなっていくのである。
今は勝てなくても、50歳だったら勝てるだろう。
私は確信した。

確信している以上、私はこの論理を世に知らしめねばならない。
私は周囲の者共に話して聞かせてやったのだ。
50歳の私は50歳のキムタクより格好いい!「50で18」は実現できるのだ!!、と。
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世界は言葉を失った。




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