去年から、毎日「MLB.com」を見ている。 見てのとおり、メジャーリーグの公式HPである。 もちろんお目当ては松井秀喜。 ここはホントに凄くて、ありとあらゆるデータを閲覧することが出来る。 全選手の現在・過去の成績なんてのは当たり前で、過去の試合の配球まで調べることが出来るのである。 アメリカ人が記録好きってのはホントだった。 おまけに、全試合に試合前記事と試合後記事が書かれている。 日本のスポーツ系新聞HPと日本プロ野球機構のHPが束になってかかっても、全く足下にも及ばないだろう。 私にもう少し英語力があれば、もっと楽しむことが出来るのだが。 ところで、「MLB.com」を見ていて、ああ、これは良いな、といつも思うことがある。 見出しがカッコイイのだ。 トップページの記事には見出しが付いているのだが、これが事実を伝えるだけに留まっていない。 言うなれば、著作性があるのである。 日本のスポーツ新聞HPなんかの見出しは、「××が○○号ホームラン!」とか「△△、サヨナラ勝ち!!」と事実を書いているケースが多い。 それが「MLB.com」だと、例えば今日だったら「Rocket still has plenty of fuel in the tank」と書いてある。 これは「41歳のクレメンスが無敗で9勝目をあげた」ということなのだが、「ロケット(クレメンスの愛称)はまだタンクに沢山の燃料を残している」との見出しになるのだ。(おそらく、一回引退宣言したことにかけている) 私は思うのだが、事実を伝えることは大切なことだけど、事実を伝えるだけでは面白くない。 誰だって自分にしか書けないことを書きたいんじゃないか。 見出しというのは、読み手を惹きつけるためのものなんだけど、見出しだって自分なりに書いた方が私は絶対楽しいと思うのである。 例えば、映画「シッピングニュース」の主人公は見出しの書き方を練習させられるけど、いい見出しを書けるようになることが自信につながっていく様に描かれている。 人間そういうもんだよな。 日本のスポーツ新聞HPも、もうちょっと気の利いた見出しを書けばいいのに。 そうすれば、読む方も書く方も面白くなるのにね。 |