ジャイアント馬場が死んだそうだ。 どうもピンとこない。 とにかく死んだということは確からしい。 私は馬場に特別の感慨を持っていない。 電通(広告会社)に勤める先輩から人間の出来のいい人だ、という話は聞いた事があるが、特に私と馬場に接点は存在しなかった。 スポーツ偉い人大賞(?日本テレビ)で、笑わせてもらうくらいだ。 だが、そんな私も一度だけ全日本プロレスを見に行ったことがある。 大のプロレスファンで、全日派の後輩に誘われて見に行った。 私と同じ姓を持つその後輩は、全日の素晴らしさを私に語ったものだ。 ちなみに、プロレスファンには全日派と新日派が存在する。 全日本プロレス好きと新日本プロレス好きである。 私の知る限りプロレス自体にこだわるのが全日、演出にこるのが新日である。 私はどちらかというと新日派だったのだ。 もっとも、あまり熱心なファンではないのだが。 私が見たのは、もう4,5年前だが、その時既に馬場は、前座でコミックプロレスをしていた。 もはや肉体から筋肉は落ち果て、動作も緩慢であったが、どういうわけが観客はとても満足そうだった。 そんな馬場を、彼もまた「社長は〜〜」「社長は〜〜」と嬉しそうに話していたのが思い出される。 果たして、彼はいまどうしているだろうか? 馬場が死んだからといって、1つの時代が終わったなどと感じる要素を私は持っていない。 ただ、私と同じ姓を持つ後輩の事が・・、彼の悲しみが気になるだけだ。 |