「PHENOMENON」という映画を見た。(DVDで) これで見たのは2回目になる。 私は「パルプフィクション」以来、トラボルタが大好きで、彼の出る作品は欠かさず見ているのだが、その中でも好きな作品の一つだ。 見ていて私は思った。 別に邦画でも出来るテーマだし、創り得る映画だ。 特別、お金のかかるSFXが使われているわけではない。 ひょっとすると、私が知らないだけで、邦画にもこういうものがあるのかもしれない。 なぜこんなことを考えたかというと、私が全く邦画をみないから。 学生時代から、この10年間におそらく500本以上の映画を見たはずだが、一本も邦画をみなかった。 レンタルビデオ屋に行っても、邦画は借りる気がしない。 わざわざ見る気がしないのである。 どうして私は邦画をみないのだろう? 私はトラボルタの顔を眺めながら考えてみた。 例えば、トラボルタを役所広司に置き換えてみたらどうか? なんだか生々しすぎて、感動できないような気がする。 トラボルタだったら感動できるのに。 その理由を考えてみると、やはり外人だからかなあ、ということになる。 自分たちと外形の違う外国人が演じているから、素直に感動できるのだと。 と、いうことはである。 アメリカの人はどうなんだろう? 私達がゴールデンタイムの連続ドラマを見るような感覚でしか、映画を見ることが出来ないのだろうか? 私にとっては、映画を見るということは、かけがえのない娯楽なのだが、それがあの陳腐なドラマと同じなのか? なんだか可哀想だ。 |