なぜ洋画しか見ないのか 2000_05_22

なぜ洋画しか見ないのか 2000_05_22

 

「PHENOMENON」という映画を見た。(DVDで)
これで見たのは2回目になる。
私は「パルプフィクション」以来、トラボルタが大好きで、彼の出る作品は欠かさず見ているのだが、その中でも好きな作品の一つだ。

見ていて私は思った。
別に邦画でも出来るテーマだし、創り得る映画だ。
特別、お金のかかるSFXが使われているわけではない。
ひょっとすると、私が知らないだけで、邦画にもこういうものがあるのかもしれない。

なぜこんなことを考えたかというと、私が全く邦画をみないから。
学生時代から、この10年間におそらく500本以上の映画を見たはずだが、一本も邦画をみなかった。
レンタルビデオ屋に行っても、邦画は借りる気がしない。
わざわざ見る気がしないのである。

どうして私は邦画をみないのだろう?
私はトラボルタの顔を眺めながら考えてみた。

例えば、トラボルタを役所広司に置き換えてみたらどうか?
なんだか生々しすぎて、感動できないような気がする。
トラボルタだったら感動できるのに。

その理由を考えてみると、やはり外人だからかなあ、ということになる。
自分たちと外形の違う外国人が演じているから、素直に感動できるのだと。

と、いうことはである。
アメリカの人はどうなんだろう?
私達がゴールデンタイムの連続ドラマを見るような感覚でしか、映画を見ることが出来ないのだろうか?
私にとっては、映画を見るということは、かけがえのない娯楽なのだが、それがあの陳腐なドラマと同じなのか?
なんだか可哀想だ。


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