エネループ

エネループ 2006_12_13

 

これからは乾電池の消費量が増える。
XBOX360を購入してから、それを肌で感じていた。
今世代からゲームのコントローラーは全部ワイヤレスになるのだ。
一応有線の360用コントローラーも買ってはみたのだが、やっぱりワイヤレスの便利さを一度知ってしまったら後戻りは出来ない。

しかし、電池をその都度買って捨てるのもちょっと考えものである。
あまりに勿体ないじゃないか。
やはり充電池で代替した方がいい。
と考えていると、頭に浮かんだのは「充電池」ではなく「エネループ」という商品名であった。
買ってみてから気付いたのだが、必ずしもエネループを買う必要はなかった。
他社からも充電池は発売されているのである。

ネットの世界には欲しい情報がなんでもあって、エネループと他社製品の性能比較をしているページを簡単に見つけることが出来る。
実はエネループが他社の製品と比べて、メチャクチャ優れているというわけでもないんだそうである。
もちろん、従来製品より優れているのは間違いないらしいが。

ところがこっちはエネループが凄い商品だと思いこんでしまっている。
従来の充電池の課題であった、メモリー効果とか自然放電とかを劇的に解決したように感じてしまったのだ。
実際には技術の進歩は非常に緩やかに進行していて、今までも徐々に良くなっていたのに、それを知らなかった。
そこに「エネループ」といういかにもエネルギーがループするかの如く感じられるネーミングとリサイクル意識の高まりとが組み合わさって、充電池といえばエネループと思いこまされてしまったのだ。
三洋電機上手いことやったな。(会社は潰れそうだけど)
もちろん、電池を使い捨てないわけだから、決して悪いことではないけどね。

エネループ8本と充電器で4千円弱の買い物。
これが価格的に見合うかというと、実は結構微妙なところではある。
単3電池が4本100円で買えるこのご時世、4千円分の乾電池を使うのも結構大変だ。
360の電池を3ヶ月でまだ2回しか交換していない。
Wiiが手に入ればいくらか消費は増えるにしても、元を取るのに一体いつまでかかるのか。
考えようによっては、これも自己満足の世界だな。





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