選挙は目に隈をつくる

選挙は目に隈をつくる 2005_06_23

 

都議会選挙が近い。
規模が大きいこともあって、都議会選挙にはどこの政党も力を入れてくるんだそうだ。
が、私はあまり興味がない。
おまけに今回は選挙権すらなさそうである。
丁度引っ越しと重なってしまった。

ところが、否応なしに選挙の近さを感じさせられるのである、F君の隈には。
F君は創価学会に入っているので、選挙が近づくともう大変なのだ。
実験やら論文やら学会やら後輩の指導に追われながらも、毎日のように選挙活動に勤しむ。
で、眠れない日々が続くので、目に隈ができるらしい。

選挙活動の内容も辛い。
知り合いに片っ端から選挙に行くように頼んだりもするそうだ。
友達に頼むのはイヤだろうなと思うよ。
私には出来ないね。
私なら、行きたくなければ行くな、と言ってしまう。

ちなみに頼むといっても、公明党に入れてくれ、とは言わない。
とにかく選挙に行ってくれ、と頼むらしい。
私もよく頼まれる。
おそらく行けば、情が動いて公明党に入れるだろう、という目論見なのだろう。
本来なら選挙に行かなかった人が選挙に行って公明党以外に入れたらやぶ蛇のような気もするのだが。

F君が何を思って選挙活動しているのか、私には知るよしもない。
私はそもそも宗教には関わりたくないのである。
しかしまあ、早く終わってやってくれ、とは思う。
隈の位置が既にかなり低い位置に来ていて、あれ以上低くなったら、ほっぺたの辺りまで隈になってしまうじゃないか。
とてもじゃないが、気の毒で見ていられない。


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