スーパーで相場を読む

スーパーで相場を読む 2014_10_17

 

私ぐらいスーパーに足繁く通う男性も珍しいのではないか。
イオンをはじめとして、自転車で行ける範囲に5つスーパーがあって、だいたい毎日どこかに行っている。
どうせ同じモノを買うなら安いお店で買いたいので、いつも買う商品の値段は頭に入っているし、安売りのパターンも概ね把握しているつもりである。
そんな私であればこそ、経済指標と値付けの傾向がまあまあ一致していることに気付く。

4−6月期はホントに強気だった、小売りが。
消費税分の上乗せ以外に、いままで転嫁できなかった分を一気に乗せてきた印象があった。
しかも、全然安売りをやらない。
どうせ買いだめの反動で売れないから、無理して値引きしない方針だったのだろう。
どこのスーパー行っても、ホントに値引きしてなかったな。
これはホントにデフレが終わる、と思ったな、7月ぐらいまでは。

感触が変わってきたのはお盆過ぎてからだ。
急に安売りセールが増えたな。
私がよく買う商品でもベースラインは高くなったが、やはり値引きはするようになった。
7−9月期は消費が戻ってくるはずなのに、長雨の影響で伸びなかったからだろう。
急に小売りが弱気になったのを私は感じている。
安売りチラシも載ってる品目が明らかに増えた。
一見して絵が小さいのである。
商品が増えたから一つ一つの絵が小さくなってるのだ。

そして小売りの弱気は、いまも続いている。
最近指標が弱くなっているのと、かなり符合している印象だ。
この感触だと10−12月期もあんまり良くないんじゃないかな。
このままでは増税も決められない。
これはまずい。
援護射撃の意味を込めて、追加緩和が近々あるんじゃないか。
そうすると、たぶんドル円はあんまり下がらないし、激下げ中の株も反転するだろう。
ちょいと突っ込んでおいた方がいいかもね。

スーパーに通うことで経済を読むってのも、案外ありかもしれんよ。
当たるかどうかは分からんけども。


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