私ぐらいスーパーに足繁く通う男性も珍しいのではないか。 イオンをはじめとして、自転車で行ける範囲に5つスーパーがあって、だいたい毎日どこかに行っている。 どうせ同じモノを買うなら安いお店で買いたいので、いつも買う商品の値段は頭に入っているし、安売りのパターンも概ね把握しているつもりである。 そんな私であればこそ、経済指標と値付けの傾向がまあまあ一致していることに気付く。 4−6月期はホントに強気だった、小売りが。 消費税分の上乗せ以外に、いままで転嫁できなかった分を一気に乗せてきた印象があった。 しかも、全然安売りをやらない。 どうせ買いだめの反動で売れないから、無理して値引きしない方針だったのだろう。 どこのスーパー行っても、ホントに値引きしてなかったな。 これはホントにデフレが終わる、と思ったな、7月ぐらいまでは。 感触が変わってきたのはお盆過ぎてからだ。 急に安売りセールが増えたな。 私がよく買う商品でもベースラインは高くなったが、やはり値引きはするようになった。 7−9月期は消費が戻ってくるはずなのに、長雨の影響で伸びなかったからだろう。 急に小売りが弱気になったのを私は感じている。 安売りチラシも載ってる品目が明らかに増えた。 一見して絵が小さいのである。 商品が増えたから一つ一つの絵が小さくなってるのだ。 そして小売りの弱気は、いまも続いている。 最近指標が弱くなっているのと、かなり符合している印象だ。 この感触だと10−12月期もあんまり良くないんじゃないかな。 このままでは増税も決められない。 これはまずい。 援護射撃の意味を込めて、追加緩和が近々あるんじゃないか。 そうすると、たぶんドル円はあんまり下がらないし、激下げ中の株も反転するだろう。 ちょいと突っ込んでおいた方がいいかもね。 スーパーに通うことで経済を読むってのも、案外ありかもしれんよ。 当たるかどうかは分からんけども。 |