私は一話完結の米ドラマしか観ない、基本。 それも刑事ドラマがイイな。 とにかく一話で犯人が捕まるのがイイ。 しかし、3年ぐらい前になるのか、好きだった米ドラマが立て続けに終了して以来、まったく観なくなった。 「CSI」本家の続編『CSI:ベガス』がすでに始まっていることに気づいたのは2週間ほど前のことである。 慌てて視聴できるサブスクを探しているうちに、「クリミナルマインド」の続編が始まっていることにも気づいた。 両方を観るにはHuluとディズニープラスのセットに加入した方がよさそうであった。 ちょっと割安だからね。 私は頑張って両作品を観たわけである。 大好きな作品の続編が始まったのは大変うれしい。 しかし、両方とも一話完結の良さがわかってないと思った。 両方とも第一シーズンは10話構成なのだが、共に大きな事件を追いかける構造になっている。 一応目先の事件は解決するものの、黒幕に翻弄され続けるのだ。 こんなの嬉しくないんだよね、こっちは。 ちゃんと一話ごとに終わってくれないと。 話を続けるために、捜査官が変なこだわりを見せたり、ヘマしたり、奇跡的な出来事が起きたり、そういうの要らないんだよ。 今この忙しい時代にこそ、ちゃんと一話完結になってもらわないと。 それに、主人公がやたら苦労する展開とか、今の日本では受けないらしいんだ。 今の若い連中には、最初から主人公が強い、苦労しない話が受けるらしい。 娯楽の世界においては、日本がトレンドリーダーになることがしばしばある。 さくっと早く結論を出せ、というような要請が世界的にも主流になるんじゃないかな。 『CSI:ベガス』の第2シーズンでは継続要素がかなり弱めになっていて、反省した形跡はいくらかあった。 忙しない今こそ一話完結。 そこをきっちり守ってほしいな。 |