コンビニエンスストア

コンビニエンスストア '98_12_30



言葉の通り、コンビニは便利だ。
生活する上で必要な大抵のものが揃っている。
また、それだけではなく、私が欲しいと思うものが豊富にある。
食べ物も美味しい。
そりゃ、コンビニがあれば嫁さんいらんし、婚期は遅れるし、出生率は落ちるっちゅうねんっ!!と思う。

コンビニの品揃えは完璧だと思うが、店員はそうでもない。
バイトの兄ちゃん、姉ちゃん、が多いので、時々「きりきり働けやっ!」とか、「だべってんじゃねえよ、おらっ」とか、「雑誌さばくより先にレジやれやっ」と思うこともままある。

しかし、そういう店員がいるからといって、さほど気にはならない。
コンビニというところは、そういうところなのだ。
労働者の質に左右されない、システマチックな存在であればこそ、現在の隆盛があるのだ。

困るのは、妙に愛想のいい店員である。
はじめに話しかけられたときに対応してしまったこちらにも非はあるが、入る度に妙に慇懃に「いらっしゃいませ〜」といわれると入りづらい。
しかも、50がらみのおっちゃんだったりすると、嬉しくもなんともないので、ついついローソンからセブンイレブンに足が向いてしまったとしても、なんの不思議もないのである。
これが綺麗なお姉ちゃんだったら、また別の感慨があるかもしれないが、そういった事態には遭遇したことがない。

一方、こいつはすごいぜ、君こそ「キング・オブ・コンビニマン」だ、という男もいる。
前述のおっちゃんがいるローソンとは別のローソンに勤めるお兄ちゃんは、そんじょそこらのバイトとは違う。
とにかく「適度にビジネスライク」なのだ。
必要以上にお客の目を見ない。
不快感を与えない程度の挨拶。
異常に俊敏な身のこなし。
的確な状況判断。(レジにはいるべきかどうかの判断が的確)

そう、それこそが私の求めるコンビニ像なのだ。
君はすごいぜ。
是非表彰したい、っていうか、ローソンの人事の人、何とかしてやって。
ホント投書しちゃうぞ、と思ったりするのだが、それこそコンビニにあるまじき行為かもしれない。


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