中国産のアニメを連続して2作品観た。 「万聖街」と「羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来」。 これはもうたまたま。 昨年末から動画が大量に必要だった。 作業的であったり、待ち時間が長いゲームを複数プレイしていたので。 特に見たくはない動画をアマゾンプライムで流していたら、偶然2シリーズ連続で中国アニメだったのである。 両方とも評価が高かったし、思いのほか面白かった。 パッと見た感じ、中国産だと言われなければもう日本のアニメと違いが判らないね。 むしろ中国の方がお金かかってそうな感じ。 作画が安定しているし、よく動く。 それでいて日本ほどCGに頼っていない。 日本の下請けを長いことやってきたから、技術的に劣っていないのは当たり前というべきか。 日本のアニメを採り上げて、クールジャパン!なんて言ってると笑われそうだ。 日本側に唯一有利な点があるとすれば、タブーがないことかな。 この2作品は両方とも人外(妖精とか悪魔とか)が人間と共存する世界を描いている。 たぶんその辺が中国政府に怒られにくいテーマなんだろう。 政府批判や人権問題につながると公開の許可が下りないから。 最近は同性愛ものへの締め付けも厳しくなってるらしいし。 そこへいくと日本は何でもあり。 政府批判だろうが人権問題だろうが同性愛だろうが。 なんなら神様を悪者にすることだってできるからね。 この点だけは当面中国には真似できないだろう。 日本ほど宗教に関心のない国も珍しいから、宗教がらみに関してはどこの国に対してもアドバンテージがあると言えるのかもしれんけど。 |