地元のイオンには週に一度、冷凍食品の特売日がある。 ほぼ毎日のように冷凍食品を食べる私にとっては非常に有り難い。 冷凍庫の大きさからすれば買い置きしておける量なんてのは高が知れていて、消費税が上がっていようと買いに行く事情は変わらないのである。 行ってみたら驚いたことに値段が前と変わっていなかった。 他の商品はすべて本体価格と税込み価格の並記になっているのに、冷凍食品だけ税込み表示そのままになっていた。(特売日だけかも知れないが) これは一体どういうことなのか、と考えていたら、思い当たるフシがあった。 年明けから、いくつかの商品はパッケージデザインが変わってたんだ。 私がよく食べるソースカツもその一つだった。 前は電子レンジで4つ暖めるのに1分30秒でちょうど良かったのに、新パッケージだとソースが焦げ付く。 たぶん一回り小さくしたんじゃないかな。 企業努力で吸収出来ない商品については増税前から量を減らして、増税後もお値段変わりません、とアピールする作戦だったんだろう。 もうすぐ増税なのに、このタイミングで変えるのはおかしい、とは思ってたんだ。 ということは、以前より損してるわけじゃないんだろうな。 危うく騙されるところだった。 イオン以外のスーパーも一通り見てきたけど、ほぼすべての商品が1円未満の端数を切り上げられているし、常時バーゲンプライスだった商品が元の値段に戻っているケースが散見された。 ちょっと予想外だったな。 増税分値下げします、的なセールがもっと行われるかと思ってた。 小売りが意外と強気な印象である。 飯屋も行きつけのお店は全部値上げしてたな。 しかも、便乗値上げしてた。 10円未満を切り上げるのはまだ理解出来るけど、一気に8%高くするってどういうことなんだろう。 今まで消費税納めてなかったのか?と首をかしげたくなるお店も。 なんかこの感じだとインフレ率2%ぐらい行っちゃうんじゃないかな。 2%ホントに達成しちゃったら大変なことになる。 とりあえず、追加の金融緩和は必要ない、ということになって、私の持ってる株が下がっちゃう。。 それだけならまだしも、金融緩和の終わりが近いと市場が判断したら、国債の売り浴びせが始まるかもしれない。 こんなに強気なのはやばいんじゃないかな。 緩和しても緩和してもインフレ率が2%には届かない、という状況がずっと続かないと日本は保たないと私は思うんだけどね。 野村證券から国債買わないかとよく電話がかかってくるんだけど、ちょっと買う気にはならない。 <後日談 2014_04_09> エコノミストの平均的な予想より、日銀の予想の方が正しい気がする。 このままだとインフレ率はどんどん上がっていくのではないか。 このところ急に政府が外国人労働者の活用を議論し始めたのも、本音ではインフレ率が上がって欲しくないからなんだろう。 |