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詩織ちゃん '98_11_10

              

休日の安眠は子供の声に破られることが多い。
しかしながら、私は子供が外で遊ぶことには寛容なので、特別腹を立てたりするわけではない。

「しおりちゃ〜ん、あ・そ・ぼ!」
なにっ、詩織ちゃんだとっ!!
最近、甲高い声の男の子が口にする名前が「しおり」であることに気付いた。
年の頃は3〜5歳くらいか。
姿を見たことがないので、特定は出来ないが。

ときメモが発売されてそろそろ5年くらい経つのだろうか?
ひょっとして君の父はときメモラーか?
そうか、そうなんだろう、ええっ、どうなんだ!
と詰め寄ってみたいきもするが、するわけはない。

それはともかく、最近ときメモが楽しい。
2年前に発売された「ときめきメモリアル、対戦パズル玉」なんてものを今さらのように購入してしまった。
このパズルゲームは「ぷよぷよ」の亜流だと思えばまず間違いないと思うが、キャラによって攻撃方法が異なり、有利不利がある。
窓を開けたままでプレイしていると、つい
「詩織ちゃん強すぎ」とか
「虹野さん弱すぎるよ、いや違う、俺が弱いんだ」
などとつぶやいている自分を見つけたとき、外に誰かいないか確かめないわけにはいかない。

そういった事態において、特に注意したいのが変質者だ。
私の周辺で事件は起こさないで欲しい。
「なんかあそこの人、子供の名前をぶつぶつ言っているんですよ」などと警察に言われた日には、取り調べにあうだけでなく、レポーターとか来たりなんかして大変なことになりそうだ。
くれぐれも注意していきたいが、どうする事もできないので、途方に暮れつつ、今日もゲームパッドを握るのだった。


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