休日の安眠は子供の声に破られることが多い。 しかしながら、私は子供が外で遊ぶことには寛容なので、特別腹を立てたりするわけではない。 「しおりちゃ〜ん、あ・そ・ぼ!」 なにっ、詩織ちゃんだとっ!! 最近、甲高い声の男の子が口にする名前が「しおり」であることに気付いた。 年の頃は3〜5歳くらいか。 姿を見たことがないので、特定は出来ないが。 ときメモが発売されてそろそろ5年くらい経つのだろうか? ひょっとして君の父はときメモラーか? そうか、そうなんだろう、ええっ、どうなんだ! と詰め寄ってみたいきもするが、するわけはない。 それはともかく、最近ときメモが楽しい。 2年前に発売された「ときめきメモリアル、対戦パズル玉」なんてものを今さらのように購入してしまった。 このパズルゲームは「ぷよぷよ」の亜流だと思えばまず間違いないと思うが、キャラによって攻撃方法が異なり、有利不利がある。 窓を開けたままでプレイしていると、つい 「詩織ちゃん強すぎ」とか 「虹野さん弱すぎるよ、いや違う、俺が弱いんだ」 などとつぶやいている自分を見つけたとき、外に誰かいないか確かめないわけにはいかない。 そういった事態において、特に注意したいのが変質者だ。 私の周辺で事件は起こさないで欲しい。 「なんかあそこの人、子供の名前をぶつぶつ言っているんですよ」などと警察に言われた日には、取り調べにあうだけでなく、レポーターとか来たりなんかして大変なことになりそうだ。 くれぐれも注意していきたいが、どうする事もできないので、途方に暮れつつ、今日もゲームパッドを握るのだった。 |