98_09_22

哀れなるかな、小さきこと '98_09_22



最近小さい物を見ると可愛く感じる。
子猫なんかめっちゃかわいい。

先日実家にへ帰省したとき、近所のスーパー前のゴミ捨てに子猫ばかり数匹が隠れていた。
住処なのかもしれない。
私が近寄ると逃げるが、ゴミ捨て場からは離れることはない。
ゴミ木陰から頭をのぞかせるその姿に、私はいたく心を動かされた。
だからといって飼ったりはしないのだが。
彼等は今も元気なのだろうか?

研究室前の埃だまりになぜかヤモリがいた。
普通なら気持ち悪いところだが、その小さな体が埃の中でもがく姿にいたく感動した。
だからといって助けてはあげないのだが。

数時間後、そのヤモリは通路でペチャンコにされていた。
誰かに踏まれたのであろう。
私は彼を置き去りし、歩き出そうとした刹那、大木君に声をかけられた。
話し終わって足を踏み出したとき、足に「ぷにょ」てな感触が・・。
哀れなるかな、小さきこと。


<解説>
大木君:他の研究室の学生。(いやがらせ '98_07_16 参照)


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