チュー、あるいは「キス」ともいう。 やはり「チュー」といえば、キテレツ大百科のエンディングテーマ「きみとチュー」をはずすことは出来ない。 「きみとちゅ〜ううっ、あにじゅ〜るおんまんま〜ぃんど」という変な歌声は耳からは慣れることはないし、歌っているのが「あんしんパパ」という名前で2度おいしい。 もっともこの稿は、別にキテレツ大百科について書こうとしているわけではない。 帰りの道すがら、キスをしている男女を見かけた。 女性の方は暗がりで分からないが、男性は30前後か。 それは生研の正門を右へ下って二手に分かれている左の道であり、即ちそれは私の帰り道でもあるのだ。 それを見つけたとき私はどうしようかと思ったが、まあ、あまり眺めないように、かといって特に離れるでもなく横を通り抜けた。 男は本意ではなさげに抵抗する女の右手首をを左手で押さえ、右腕でしっかりと抱きしめ、貪るようにチューしていた。 「んちゃ、んちゃ・・・」 通り過ぎるとき、私の耳には淫靡な音が聞こえてきた。 私が30メートルも離れて振り返ったとき、二人は依然としてその格好を崩してはいなかった。 かつて私は、新宿のJR駅前で、日中にもかかわらず激しくキスしている高校生を見た。 なぜ高校生だと分かったかというと、制服を着ていたからだ。 それを見たときと今回の印象は明らかに違う。 どう違うのか? それを表現するのは難しい。 とにかく、今回のチューはとてもいやらしかったのだ。 いわば「ジュッテーム」とでもいったところか。 私もしてみたい。 ぴちぴちのギャルとしてみたい。 っていうか、是非していきたいが、無理矢理すると捕まってしまうので両性の合意の上で行っていきたい。 「う〜ん、寝てみたい、マドラス」(by 岡田真澄) <解説> 後半空回りしてる。 こんなんじゃ、だめでゲス。 |