イーロン・マスクがぶち上げた火星移住計画の記事を読んでいたら、マット・デイモン主演の映画「オデッセイ」の話が出てきた。 うっすらと聞いた記憶はあるのだが、そういえば観てなかったな。 スプラのために大量の動画が必要な事情もあって、早速観てみた。 内容はどうでもいいんだ。 知りたい方は自分で調べていただきたい。 ひとつ気になった事がある。 中盤あたりで、アメリカは救助宇宙船の打ち上げに失敗する。 もう間に合わない!となったところで、いきなり中国が登場した。 1.5倍速で観てたせいもあるんだろうけど、唐突に登場するんだよ。 そして、打ち上げロケットを融通してくれるのだ。 そこで私はおかしいと思った。 なぜ協力してくれるのか? アメリカに貸しを作ろう、とか、アメリカの世論を誘導しよう、などといって悪い顔の一つもすればまだ納得できるのだが、そういう描写はない。 ははん、これはあれだな、思った。 映画会社に中国資本が入っているだろう、と。 となれば、中国をいいもんに見せようとしても不思議はない。 日本はバブルの時に映画会社を買収しても内容に口出しはしなかったけど、中国の企業は裏に共産党が付いてるからね。 マジもんの世論誘導も当然やってくるはず。 しかし、調べてみたら配給している20世紀フォックスは中国資本ではなかった。 Wikipediaによると、ディズニーが買収したらしいから、中国と直接の関係はなさそうだ。 それでも今どきは、中国の顔色を伺って映画を撮らねばならない事情は変わらない。 なぜなら中国の映画市場が大きくなったから。 それも、近いうちにアメリカの市場規模を超えるのは確実。 だから中国の当局に許可されないような大作はもう創れないというのである。 映画「オデッセイ」でも、中国に阿る部分はあったんだろう。 あそこはどう考えても不自然だもの。 このところ、私は株の下落を受けてすっかり気が滅入っている。 何も買いたくない。 しかしながら、トランプがやってる事はそんなに悪くないとも思ってるんだ。 市場を開放せずに美味しいところだけ持っていくのを放置すべきではない。 いくら経済が重要とはいえ、価値観の違う連中とは時には戦うべきだ。 いくらか物価が上がったり、株価が下がったりしても、それは仕方ない事なのではないか。 好きな事が言えない世界よりはマシだろ。 |