2000本安打

2000本安打 2004_06_11

 

先日「MLB.com」の見出しについて書いたのだが、また「あれっ?」と思うことがあった。
それは「6/10 Yankees vs Rockies」の試合後記事の見出しを見たときのことである。

ウィリアムズ(数少ない生え抜きで且つスター選手)が2000本安打を達成したはずなのに、見出しがコントレラス(キューバーから亡命してきたピッチャー)とフラハティ(控えキャッチャー)になっていた。
別枠でウイリアムズの特集記事は書かれていたけど、試合記事の見出しには使わなかったようである。
2000本安打は割とあっさりした扱いだったようだ。
そういえば、今シーズン開幕直後に、ブラウン、ムシーナと立て続けに200勝を達成したけど、さほど大きくは取り上げられてなかったな。

どうも200勝・2000本の持つ意味が日本とは違うらしい。
試合数はメジャーの方が年間22試合も多いし。
200勝も2000本も単なる通過点にすぎないのだろう。

日本の場合、名球会の入会資格とリンクさせられているのが大きいかもしれない。
名球会なんて、あんなつまらないものはないと思うのだが。
だって、200勝・2000本なんて、一部の連中が勝手に決めた基準でしょ?
そんなもんで野球人としての価値が計られるなんてイヤじゃん。
別に私は野球人じゃないけども。

先日の清原の2000本関連の報道も美しくなかったもん。
ホームランばっかり狙ってて、全く打率あがってこないのに、褒め基調一色だった。
清原のスイングがチームを引っ張ってるとか言いよる。
あんなバカなことはないよな。
ニュース番組ではカウントダウンやってたけど、ヒットは一日一本しかでないので、なかなか減らない有様であった。

ことによると、200勝・2000本ってのは引退の目安になってることもあるからタチが悪い。
衰えてるのに200勝まで無理して現役を続けたり、まだ出来るかもしれないのに引退しちゃったり。
そんな目安ならいらない。

別に2000本安打にケチをつける気はないし、メジャーリーグ流が正しいとも思わないけど、あんまり200勝・2000本を特別扱いするのはイヤだ。
199勝と200勝の違いはまさに1勝であるべきだし、1999安打と2000安打の違いはまさに1安打であるべきだと私は思うな。
2000本安打の扱いなんて、あっさりでイイんじゃないの?


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