本気出されたら終わる

本気出されたら終わる 2020_04_26



二週間ぐらい前だったか、DMMでAVの10円セールをやってるという情報を耳にした。
もう終わっちゃったけど。
あれは佐久間のラジオだったかな。
10円って事は相当しょぼい動画なんだろう、と思ったら、全然違う。
そこそこ人気の作品をHD画質で、しかも丸ごと1本で10円。
対象になるのはVRを除けば、ほんの数本だけれども、これはインパクトがあった。
だって、10GBクラスの動画をDLもできれば、ストリーミングも期間無制限。
たった10円で半永久的にサーバーの帯域を使えるって、これは凄いでしょ。
オマケにですよ、500円分のポイントをプレゼントしてくれた。
もうタダを越えてるじゃん!
こんな事があるのか、とマジで驚いたよ、私は。

同時に恐怖をも覚えたな。
DMMに本気出されたら、ツタヤの宅配レンタル事業(DISCAS)がいよいよ終わっちゃう。
最近減ってるんです、ディスクの在庫数が。
AVだけじゃなく、一般の大作映画も。
一昔前は1位登録者数を上回るぐらいの入荷があったのに、今は超人気作でも半分ぐらいしか入荷してないんじゃないかな。
人気の大作は大抵2〜3日待たされる状態が続いている。

これも時代の流れと言えばそうなんだけど、私は困るの、DISCASが無くなると。
というのも、最近は逆にディスクで映画を観ることが増えているからである。
なぜか?
それは早回し、更には自由にスキップできるから。
最近は待てないだけじゃなくて、納得のいかない展開に我慢することも出来ないから、ディスクじゃないと困るのである。

ついこの間も、人気の新作「エンド・オブ・ステイツ」を観ていて、途中でかなり飛ばした。
我慢ならないんだよ、言えばいいのに言わないのが。
テロの罪をなすりつけられた主人公が逃亡中に奥さんに電話するシーンで、FBIに盗聴されているのを知りながら、真犯人の名前を言わない。
言えばイイじゃん。
相手が信じるかどうかなんて関係ない。
とりあえず言えば、調べてくれるかもしれないでしょ。
敢えて言わない理由が分からないのである。
頭にきたから、そこからは1.5倍速と10倍速をちょこちょこ切り替えながら観た。
やっぱディスクはいいと思ったな。
飛ばしたときのレスポンスが早いし、バッファに溜まるまで画質が下がることもないのだ。

いずれ終わることは間違いない、DISCASが。
でも、定額動画サービスに早送りが導入されるまで、なんとか耐えて欲しいんだよ。
今のところ、TSUTAYA TV以外に早送り出来るところはないでしょ。
Huluにいたっては10秒スキップすら出来ない有様。
もうちょっとだけ頑張って、DISCAS。
定額動画サービスにも早送りが実装されるときが遠からず来るし、その時には通信環境も良くなってるから。
DMMも今しばらくは本気を出さないで欲しい。


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