第5回 小物の色使い 

カット1  今回は、帯揚・帯締の色使いについてです。着物や帯の模様の中から、1色取るのが一番無難な方法ですが、何を見せたいかポイントを決めましょう。

 左の図のように、全体をスッキリ見せたいなら、色数を押さえ、帯揚は帯と同色にし、帯締は着物の地色と同系に。
 着物を目立たせたいなら、帯と帯揚・帯締を同系にして、あえて小物を目立たなくします。

 反対に帯を見せたいなら、帯揚を着物と同系にしてとけ込ませ、帯締も帯の邪魔をしないよう同系に。

 もちろん小物だけを鮮やかな色にしてぴりりと効かせたりもできます。一番間違いが無いのは、帯揚帯締を同じ色にすること。でも、ちょっと面白味がないかもしれません。

 着物や帯は、高価なものだから簡単に買うことはできませんが、小物なら気軽に買えます。色で季節感を出すこともできますし、自分で工夫してみましょう。

 
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