山形城

最上氏の居城として知られる山形城。その中でもっとも名を馳せている最上義光ではないでしょうか。

そんな山形城(別名を霞城という)を訪れてみました。

JRの山形駅から10分ほども歩けば、そこはすでに山形城趾。その堀に行き当たります。ここは二の丸の囲む様にして作られた二の丸堀。そういえば釣りをしている人を何人か見かけました。何が釣れていたのでしょうか?

山形城東大手門 まずは橋の架かった東大手門から入城ることに。

この東大手門は幕末の古写真を元にして、平成三年に復元されてます。その前部に掛かる橋を渡って城内へ入れます。その橋の下にはJRの線路が走っており、新幹線、在来線が山形城の堀脇を通る様な地形になってました。

門の先は二の丸になっております。この山形城は典型的な回字型の縄張り城であるとの事です。真ん中に本丸があり、その回りを堀が囲んでいる。さらにそれを囲む様にして二の丸があり、その回りにも掘があるという形です。

復元された立派な門をくぐり抜けると、そこは広場の様になっており、中央には最上義光公の馬上の像が山形城のシンボルに見えます。おそらくは慶長五(1600)年、直江兼続率いる上杉軍を相手に奮戦した勇姿なのでしょう。 最上義光公の像

さらに門脇から二の丸の土塁の上を散策できる道が出きており、歩くことが可能です。この土塁は他の城などで目にしている土塁よりも規模が大きく、山形城の特徴ではと思ってしまいます。またただ歩くだけでなく、この道の周りがほぼ桜の木々に囲まれているので、時期にもよりますが桜のトンネルの様になりそうで、桜好きにはたまらないでしょう。

二の丸内にはテニス場やプール、野球場などが揃っており、さらには博物館もあります。スポーツや文化に親しむ事ができる地として活用されている様です。

山形城跡には東西南北に門が用意されて(築城当時からだが)おり、どこからでも出入りが可能でした。また城の回りを半周して、外から土塁や堀を眺めて散策するのも良いでしょう。

城跡の真ん中に位置している本丸跡。ここは現在、復元作業が進められており、工事中との事。いつ頃この復元工事が終了するのかを確かめてくるのを忘れてしまいましたが、完成した暁にはどの様なものができるのか楽しみです。


 
■写真



 
■情報
別 名 :霞が城
所在地 :山形県山形市霞城町
築城年 :延文元(1356)年,文禄元(1592)年
関連武将:最上義光

■アクセス
鉄 道 :JR山形駅より徒歩10分