■高山城小史
永正年間に高山外記によって築かれたのが高山城のはじまりである。しかし高山外記は三木氏に攻められ,城は落城してしまった。三木氏は新たに松倉へ城を築いたが,金森長近をはじめとする豊臣軍に攻められる。そして天正一四(1586)年に金森長近が飛騨を与えられると,飛騨を治める為に築城されたのが,現在の高山城である。天正一六(1588)年から築城しはじめ,慶長八(1603)年頃に城は完成。当時は日本屈指の山城であったと現在に言い伝えられている。また城下の街をも整備され,今でも多くの寺院などが残されている。しかし高山城は元禄八(1695)年,幕府からの破却命令により,取り壊され廃城となった。
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