高崎城

群馬県の県庁所在地は前橋だが、高崎もそれなりに有名では無いかと思われる。また観音様やだるま、さらに中山道の宿場町としてその名は知られている。今回訪れたのはそんな高崎市のまん真ん中に残っている高崎城趾です。

高崎城趾があった地には高崎市役所をはじめとした公共施設ができており、自動車を利用して来訪してき際はその駐車場を利用すると便利だと思います。ただし有料と成っておりますが。

高崎城 高崎城は徳川家四天王の一人である井伊直正によって、慶長三年に築城された近世の平城です。

現在ある高崎城趾には、復元された隅櫓や移築した城門、さらには堀などが残っており、現在は高崎城址公園となっています。

櫓は民間から払い下げられて、こちらの地へ移築したとか。時代的にはいつの物だか不明ですが、歴史的建築物としてはそれなりに見る価値があるかと思います。余談になってしまいますが、この櫓の下に敷き詰めてある石垣は飾りと言っては失礼かもしれませんが、最近になってから作ったものだそうです。高崎城があった当時の物とは関係ないとか。

堀や土塁は高崎城当時の物だそうです。そして城跡公園となっている地域は三の丸にあたるとか。この土塁と堀がこの高崎城見物のメインとなりそうです。

ちなみに本丸や二の丸などの城の中心部は、市役所などが建てられている地域がそれに当たるとか。いまでは立派なビルディングになっており、城の面影を見ることはできません。

町中で城跡を保存していくのは、大変な事だと思います。天守閣が立派に残っているのならまだしも、高崎城の様に跡だけでは、その広大な土地を余らせておく事は勿体ない。そんな考えでか、櫓や堀、土塁を見られるのはほんの一部だけの様に感じてしまいました。


所在地
群馬県高崎市

アクセス
鉄道:JR高崎線高崎駅徒歩15分