真田本城

■真田本城散策

名前が示す通り真田氏の本城だったと言われている城跡です。

通常の経路は上信越自動車道の上田菅平ICから行くのでしょうが、今回は東京から向かってきて一つ手前の東部湯ノ丸ICから向かいました。

ここから県道真田東部線を利用しておよそ30分くらいで真田本城の麓へ到着できます。上田菅平ICだと15分くらいの時間でしょうか。

真田本城 真田本城跡の本丸手前までは車で直接乗り入れることができ、そこには駐車スペースが確保されています。県道から城跡へ向かう道は登坂になっており、なおかつ車一台分の道幅しか無いため、対向車に出会ってしまった時は要注意です。

さてこの城は本丸、二の郭、三の郭といった構造になっており、真田町を見下ろす様に出来ております。本丸には土塁が築かれており、その上には史跡である事を示す碑がたてれられております。

本丸から二の郭、二の郭から三の郭へは段差が設けられており、三の郭は下は登ってくるのが不可能な急峻な崖になっている様でした。また松などの木々が生い茂っており、夏場に訪れると虫などが多く舞っている様に思えます。虫さされなどには要注意でしょう。

この真田本城から眺める景色だけでも満足できそうです。真田昌幸が後年なって、ここから遷った上田城を見ることは残念ながらできません。しかし米山城、砥石城は目の前に見ることができます。

天文年間に武田方に属していた真田幸隆にとって、村上方であった砥石城の存在がジャマであった事は歴史が証明しています。ただこの真田本城が村上勢に攻撃されていたかどうかは定かではありませんが、真田氏にとっては、かなり驚異になる事が両城の距離から推測できます。

また麓には真田氏の館であった真田氏館跡や、NHKのドラマ「真田太平記」で使用された甲冑などが展示してある真田氏歴史館があります。ちなみに真田氏館跡は現在、御屋敷公園として整備されており、パターゴルフ場ともなっている様です。真田の歴史をだとるなら一度は訪れておくべき所かもしれません。

 
 
■情報

所在地 :長野県真田町
関連武将:真田幸隆