三原城

三原城といえば、小早川隆景の居城として世に知られている城です。JR三原駅に隣接している三原城。というよりは天守付近をJR線が突きってしまっているといった感じです。そういえば小田原城も新幹線が突き抜けていた気もします。

新幹線で三原駅に降り立つが、どこにも三原城という表示が無い。ただ目に入ってこなかっただけなのか。注意してみれば新幹線の上りホームの横が、本丸跡となっている為に気が付いたと思われますが。

時期的にしょうがないことなのでしょうが、改札を出るとそこには武蔵と小次郎の巌流島を宣伝する広告ばかり。大河ドラマの影響はここまで来ているのか・・・と思いつつ、ちょうど「毛利元就」が放映中であった時であればかなり盛り上がっていたのだろうといった雰囲気でした。

とりあえずはバスターミナルの方へ向かって案内版を眺めると、舟入櫓跡が歩いて行ける距離にあるとの事で早速向かってみることに。しかし入り口まで来た時、ガックリとしてしまった。なんと時間という事で管理(?)をしているおじさんに入城をことわられてしまったのです。 「申し訳ないけど、もう閉めますので・・・ごめんなさいね〜」 なるほど時刻はちょうど 16:35 になっていた。ここは 16:30 までに訪れないとダメなのですか。次に来る機会があれば早めに来ることにいたします。

それではという事で本丸跡を見ることにして、三原駅へ戻ることに。とりあえずは三原港付近から、本丸中門跡などを立ち寄り、ぐるっと廻って三原駅へ。

右側が三原駅 三原城の天守台は石垣になっており、堀で囲まれた様になっておりました。そこでは釣りをする人の姿もあり、何が獲れるのか少し気になってしまいました。周りでは小学生らしき人も遊んでおりました。

さて本丸跡ですが、三原駅の二階(新幹線改札口があるところ)から入る事が出来ます。階段を上ってゆくとそこは天守台。そこに立つとよく分かることですが、本当に本丸の真ん中を鉄道が走っています。ちょうど目線には新幹線のホームがあったりと、もう少し北か南にずらして敷設してくれればと思ってしまいます。

天守台はちょっとした公園の様な感じでした。鉄道で潰された分を合わせれば、天守台としてはかなり大きな物だったのでは。しかし実際にここに天守格はたてられなかったそうです。櫓のみだったという話です。ここが昔、城だったことは下を眺めて見える石垣と堀。それから三原城とかかれた看板でしょうか。

またここは「春日局ゆかりの城」との事です。天守台の看板に書かれておりました。それはともかく、NHK大河ドラマという文字も付いていましたが、これって何年前でしょうか。

この三原城は駅に隣接しているという事を考えれば、気軽に立ち寄れる城跡です。行く機会があれば30分の時間を割いて見学してみてください。


所在地
広島県三原市

アクセス
鉄道:JR山陽本線三原駅徒歩1分