■春日山城小史
南北朝時代に守護の上杉氏によって築城された。それ以後は代々、守護代である長尾氏が城代となっていた。
戦国時代になり、長尾為景が春日山城代となると、この城を本拠として国内の統一を謀る。それと共に、城を強固に修築し始めたのがこのころである。
天文一七(1548)年には長尾景虎(のちの上杉謙信)が入城し、城の防備はさらに強化されていった。越中や関東への出陣の合間でも、城の留守居に命じて普請をさせていた。
さらにその養子の上杉景勝、その後に城主となった堀秀治も増強していたと考えられる。しかし堀は近世的な平城である福島城を築城したことよって、春日山城は慶長一二年をもって廃城となったそうです。
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