上三川城
■上三川城散策
町の中に現れた城跡公園。
近くをクルマで通りかかった際、カーナビ画面に表示された「上三川城」の文字。ちょっと寄り道という気分で向かった「上三川城址公園」。 運良く、数台が駐めることができる駐車場もあり、訪ねることができた。
こじんまりとした主郭のみの城跡である。周囲には「水堀」が配置され、その外側が閑静な住宅地という不思議な雰囲気。 駐車場からは、木橋を模した虎口から主郭へ入ることができる。
城への入り口
本郭内
本郭の周囲は立派な石垣と土塁で構成され、その外周には水堀が備えられている。 周囲の石垣の上へも歩ける散策路となっており、本郭を石垣から俯瞰することもできる。
生い茂る木々は桜であることから、春先の季節にもなると桜色に染まった城郭に多くの人が押し寄せてくるのが想像できる。
また東側の虎口は本物の木橋が架けられ、城趾の雰囲気を盛り上げるのに一躍を担っている。
城へ架かる橋
水堀
築城から廃城までの歴史を知らずに訪れてしまい、本郭の周囲の縄張りなども無知のまま。 どれほどの規模を誇ったのか、何も知らずに散策した上三川城でした。
■上三川城小史
建長元年、横田越中守頼業により築城される。慶長二年、宇都宮氏の内紛に巻き込まれ、芳賀高武によって落城。
■情報
築城年:建長元(1249)年
所在地:栃木県河内郡上三川町
主な遺構:土塁、堀
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