彦根城
今回が2度目の訪問と成った彦根城。最寄り駅であるJR東海道線彦根駅から降りると、馬上の井伊直政像が出迎えてくれます。彦根城への駅からの道のりはそれほどの距離でもないので、歩いていもそれほど時間はかからないでしょう。また城へ向かう道を迷う事も無く、はじめての方でも無事にたどり着ける筈です。
彦根の街を通り抜け、堀を左手に見ながら、天守閣へ向かって進んでいくと、まずは佐和口多聞櫓を抜けていきます。またこの櫓に隣接している馬屋は重要文化財に指定してある様です。以前に訪れた際は、この馬屋の前を通って、城内へ入っていったのですが、今回は堀にかかる橋が改修中との事で、やや北側にある仮橋を渡って城内へ向いました。
隣接している彦根城博物館にはいくつかのテーマにわけて、彦根藩の文化が展示されています。甲冑などを中心とした武具、江戸時代の能面や衣、武家の心得とした名物茶器、さらに雅楽の楽器、古文書に絵画などです。これらの展示物については、それぞれに対して説明書きがされている紙も提供されていました。江戸時代の武家の生活をかいま見た気にさせてくれます。また展示物だけでは無く、能舞台や庭園も見応えがあると思います。
さて天守閣に向かって石段を登っていくとまずは天平櫓がまず目に入ってきます。ここに掛かっている橋と共に重要文化財に指定されているそうです。この天平櫓のの手前には休憩所(?)というか土産屋が設けられているので、疲れた時はここで一息つくと良いでしょう。
さらに天平櫓を過ぎて石段を登っていくと、本丸への最後の門でもある太鼓門櫓が見えてきます。こちらも重要文化財に指定されているとの事です。
太鼓門をくぐって行くと、もう天守は目の前です。石垣の上にのった三層の天守が、美しい姿で迎えてくれます。築城以来、過去に五回の大改修が行われ、もっとも最近では平成八年に行われたそうです。もう少しこの天守の話をしますと、元は大津城(京極高次が築城)にあった天守を、彦根城を築城するに際して、移築してきた様です。ちなみに彦根城が完成したのが慶長一一(1606)年のことです。
天守内も当然ですが見学ができます。城内は当時のままの状態の様です。当然ですが、修築のさいして多少の手は加えれておりますが。また階段が急なので、落ちない様に手すりを捕まって上り下りすることをお勧めいたします。城内には特に展示物とかは無いので、天守の構造などをじっくりと観察してみてください。
天守から北へ向かうと西の丸となります。またここら当たりは桜の木々が一面に植えられているので、春は見応えのある桜が見られるのでしょう。さて西の丸には重要文化財に指定されている、三重櫓が現存しております。これは小谷城の天守の一部を移築したものだと伝えられております。以前に訪れた際は、何かの記念イベントだったのか、中に入れた記憶があるのですが、当然ながら現在は外から眺めるだけです。
また彦根城敷地内には、玄宮園などの庭園もあるので、のんびりと散歩気分で歩くこともできます。
所在地
滋賀県彦根市金亀町
アクセス
JR東海道線彦根駅より徒歩15分
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