高梁川 2012.4.29〜30

 

高梁川は、岡山県北部新見市の花見山に源を発し、真っ直ぐ南に向かって流れ水島灘に注ぐ延長111kmの河川です。古来より高瀬舟による水運が盛んで、中流域にある松山(現在の高梁)は大いに賑わっていたそうです。

高梁川の下流域は私が生まれ育ったところで、「高梁川の水清く 瀬戸の島山影映えて」と母校の校歌にも歌われているなど、幼い頃より親しんできた川なのです。なんとなく遠ざかってしまっていたふるさとの川で、カヌーを始めて20年目を迎える年に、やっとツーリングを楽しむことができました。

かつて多くの高瀬舟が行き来したという高梁川は、船の航行安全が確保できるように手が加えられ、難なくカヌーを進めることができるに違いない。当初私は、そう思い込んでいましたが、水量の多い瀬は波が高く、瀞場には随所に暗礁が隠れているではありませんか。瀬ではざぶんと水を丸もらいするわ、暗礁につかまり身動きが取れなくなったりで、結構大変。コース延長約14キロと長かったことにHIVIX艇の故障も重なり、後半は背もたれのない状態で、腹筋背筋に力をこめたまま、ひたすら全力で漕ぎ続けました。おかげでゴールしたときはくたくたでした。

 


GPSデータ

 

スタート 12時43分    

桂くんは20年目を迎えたフジタカヌー。海野くんと私はHIVIX艇をタンデムで。 

HIVIX艇の天板に空気漏れ発生。
ぺちゃんこのまま出廷しました。

 

天板に空気が入らないので、艇の側面が通常より10p以上低くなっているため、いつもならはじき返してしまうような波も、そのままカヌーの中に飛び込んできてしまいます。スタート直後の瀬を抜けた時点で、全身水浸し、カヌーにはたっぷり水が溜まってしまいました。


スタート直後の瀬(動画)

 

仮設橋を潜る
玉川橋の少し下流で、新しい端の建設工事が行われていました。そこに架けられた仮設橋。航行不能ではないかと心配でしたが、
鉄骨までの高さが十分あるのを確認し、そのまま潜って通過しました。


 玉川橋。
 下流側に建設中の橋脚と赤い仮設橋がある


仮設橋を潜る(動画)

 

カヌーは楽し  


昼寝中zzz

 

コーヒーブレイク  

 


水内橋

 

遺構    
槻大橋から下倉橋にかけて、採石場跡や、それに伴う山崩れのような跡が続く

 


午後4時5分、上陸

 

キャンプ    

キャンプには稲田くんも参加
 
     

 

翌朝は6時起床。朝一番のコーヒーを飲んでいるうちに、ポツリポツリと雨が落ちてきました。海野くんから「撤収!」の号令。本格的に降り出す前、7時にはキャンプサイトを後にしました。


倉敷川

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