犀川 2005.11.13

金沢市の南、奈良岳に源を発し、金沢市を貫き日本海へと注ぐ、延長34キロの犀川。同じく金沢市を流れる浅野川を女川と呼ぶのに対して、男川と呼ばれ親しまれている。犀川の上流で取水された水は、辰巳用水より小立野台地に引き込まれ、水豊かな特別名勝「兼六園」を潤している。

この犀川に今年もサケが帰ってきました。若宮大橋からサケの観察をしてみました。

若宮大橋から上流を臨む。この先が金沢市の中心部

 

上流側の白いサケたち
若宮大橋の上流側には、ちょっとした瀬があります。その速い流れを避け、岸近い浅瀬でゆっくり佇んでいるサケ。
すっかり白くなり悲哀に満ちた姿だ。

 

 

下流側にはたくさんいるぞ
川幅が少し広くなり、上流よりもたくさんのサケが、浅いところに集まっています。
流れに抗する必要がないので比較的のんびりしています。
そんななかで、メスの取り合いのため争ったり、また、産卵場所確保のため、
尾びれで激しく底の砂利をほる仕草を見せたりします。
ここで本等に卵を産むのかな?どうせこの先には堰があることだし・・・

 

噛んだ
メスをめぐっての争い。さかんに身体をぶつけ合っていた2匹の雄サケ。次の瞬間、一匹がもう一匹のおなかにガブリ!

 

 

 

通りがかったおばさんに声をかけられました。おばさんは毎日ここを通りサケたちを観察しているようです。

「今日は少ないね。おとといは15匹はいたよ。」
「あの流れがのぼれないのよ。だから流れの遅い端のほうばかりにあつまるのよ。でも気をつけなきゃ。鳥たちが待ち構えているわ。」
「かわいそうに、あんなに真っ白になって。あといく日生きられるかもわからないのに、あんなに頑張って。」

 


犀川のサケ(動画)


犀川でお散歩カヌー


辰巳用水

 

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