太田川 1999.7.17
100万都市広島市を流れる延長103キロの太田川。河口から30キロ程度の街、可部を境にその姿を大きく変える。上流部は、両岸に迫る山々を縫うようにして流れ、下流部は、平野をゆっくりと下り、河口付近で6筋に別れ広島湾に注ぐ。
この日は、遙か頭上を跨ぐ、広島自動車道路の巨大な橋の下からスタート。直後の瀬には、たくさんのごつごつした岩が見え隠れしており、やむなくカヌーを降りてロープで引くことに。
再乗艇して間もなく、次の瀬に。先ほどよりも流れの幅は狭く、右側に巨大な岩があり、激しく水しぶきを上げていて、またもやカヌーを引くはめに。
その後も、終始浅い瀬に悩ませて続けたものの、ツーリング後半、今井田駅前に架かる赤い橋の手前の瀬は、ひときわ波が高く、水深も十分。瀬の下に現れた2艇のFRP艇に見守られながら、思い切って瀬の中へ。左の肩口から、ざぶんと波を被りながらも、無事通過。やっぱ、瀬に突っ込むのは快感!
去る6月29日の集中豪雨による土砂崩れで、この辺りには多くの被害がもたらされました。なくなられた方のご冥福をお祈りいたします。