川よ よみがえれ

                  作詞 天野礼子
                  作曲 南こうせつ

 

 

川よ よみがえれ

作 天野礼子

海で生まれた雨つぶは 森で集まり川となる
大きな川は恐ろしく 人は神だと怖がった
これが川とのはじまりだ

川よ 川よ よみがえれ 森から海へ 海から森へ いのちの川よ

川をのぼってサケがくる つづくあとからサツキマス
森にはドングリ トリやシカ 人はかれらと共に生き
地球の愛をもらってた

川よ 川よ よみがえれ 森から海へ 海から森へ いのちの川よ

稲を見つけた人々は 川を友とし母とした
困った時は川へ来て 祈ると川は龍になり
豊かな実りをくれました

川よ 川よ よみがえれ 森から海へ 海から森へ いのちの川よ

人はとつぜん神となり 川を閉じ込め支配した
流れは止まり 川は死に 魚もケモノもいなくなり
もう鳥たちも歌わない

川よ 川よ よみがえれ 森から海へ 海から森へ いのちの川よ

川からいのちが消えた時 川で遊んだ水ガキが
川の不幸を哀しんで 森や海へと呼びかけた
地球を救えと呼びかけた

川よ 川よ よみがえれ 森から海へ 海から森へ いのちの川よ

ほんとの神は川なんだ それをこどもは知っていた
水で遊んだガキたちが 川を戻せと手をつなぐ
川はゆっくりよみがえる

川よ 川よ よみがえれ 森から海へ 海から森へ いのちの川よ

                                   「川よ」(NHK出版)より

 

’99救え長良川DAY

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