野田知佑ハモニカライブ9 のんびりいこか 吉野川 2008.5.31

毎年恒例、野田知佑ハモニカライブが今年も上野公園水上音楽堂で開催されました。今年は、われらが”まぬけカヌークラブ”を代表して、くぼっちと二人で参加しました。

1限目 川の楽団演奏会

トップバッターは今年もハルユキさんたちです。素敵なハーモニーが胸にしみこみます。「練習をしておこう!」と『ふるさと』を会場全員で合唱。

そして、オリジナル曲『川ガキの頃』を披露。なつかしい感覚が軽快なメロディーに乗って、駆け回ります。

♪1、2、3、4、5−
ユキコさんの声が響いた瞬間、川に頭から飛び込んだときの水の音、冷たい水の中を全身が突き抜ける爽快感が、からだを駆け抜けました。あぁ、また川で遊びたい。

今回は『川ガキの頃』のCDも用意されていたので、休憩時間に売店へ行き購入、CDを手にお二人のもとへ駆け戻り、サインしていただきました。

http://haruyuki.jp/index.html

 

続いて、初登場の音緒(ネオ)のおふたり。ギターと津軽三味線で日本の子守唄を奏でる斬新なスタイル。初めて生で聴く津軽三味線の音色に圧倒されてしまいました。哀愁のギターと、身の引き締まる津軽三味線の見事な融合。素晴らしいのひと言です。海外でも活躍されているということ。大きくはばたくのだ!

http://www.new-hero.com/neo/

 

3番手は、われらが野田さんと辰野さん。
「今日は早稲田大学ボート部のみんなも来てくれているんだ」と野田さん。
とても機嫌よさそうです。気持ち良く何曲か吹いて辰野さんとバトンタッチ。
毎回、最後までフルに登場する辰野さんですが、今回は1限目限りの出演。
気合の演奏。声楽家の先生も応援にかけつけてくれて、素晴らしい歌声と
笛のコラボレーションを披露してくれました。

 

2限目 川の学校のお話

2限目はトークタイム。野田さんのほか、「川の学校」のお世話をしている、ちち 小畠清治さんと、はは 小畠幸子さん、フリーアナウンサーの今泉清保さん。川の学校でのさまざまなエピソードを紹介し、子どもたちが如何に成長していくかをみんなで熱く語りあいます。そしてそれを支えるスタッフのみなさんの努力、気配りも紹介され、子を持つ親としては、これなら安心して子どもを任せられるって思いました。

 

3限目 夢のネタばなし

夢枕獏さんの登場です。韓国に釣りに行った話に続き、『キマイラ』について熱く語ります。27年にわたって書き続けている思い。今後の構想について、椅子を離れ自らチャクラのポーズをとるさまに心打たれました。話が終わるや売店へ走り、『キマイラ』を買いました。

4限目 ハモニカライブ

再び野田さんの登場。リクエストに応えての演奏。なつかしの映画音楽から唱歌まで幅広いレパートリーを披露。そんな中、この日一番多く口にしたのは「500マイル」という言葉でした。最初に、「500マイルか」といって放っておく。「次は風に吹かれてと500マイル」といって500マイルは吹かず。てのを繰り返し、5回目ぐらいにやっと演奏してくれました。

「知床旅情」「夏の思い出」当時のエピソードを交えながら、聞かせてもらいました。うーん。いつもながら野田さんのハーモニカはしびれるねぇ。

ホームルーム 

オークションタイム。今回はアナウンサーの今泉さんが司会です。辰野さんの著書、獏さんのヤッケなど次々と落札される中登場した、獏さん手製のぐいのみ。3千円、3千5百円と声が飛ぶ中、隣りに座るくぼっちが、「4千円」と手を上げ参戦。前方の女性との一騎打ちとなりましたが、見事にくぼっちが落札しました。くぼっち、おめでとう!

課外活動

サイン会です。今回はまず獏さんの列に並びます。くぼっちが『キマイラ』2冊を携えて、ぐいのみ落札のあいさつに現れたので、獏さん大いに喜んでくださいました。それから野田さんの列に並びなおし。ほとんど最後尾でした。野田さんに、昨年書いていただいた「まぬけカヌークラブ」という字を見ていただくと、「ああ、覚えているよ」とおっしゃっていただき感激。硬い握手を交わしました。

 

おまけ

会場を後にし、くぼっちと二人上野で一杯。獏さんのぐいのみの感触を確かめ、帰りの駅へ向かう途中、パドルを抱えた人を含む集団に遭遇。ハモニカライブに来てた人たちだって思った次の瞬間、青いシャツを着た人が真横にいるのに気づきました。野田さんです。

「野田さんじゃないですか。さっき、ハモニカライブでサインしていただいたんですよ」とあいさつして、一行にくっついて駅へ。野田さんは新宿まで行くというので、ずうずうしくついていくことにしました。そして新宿駅。いよいよお別れの時。

「野田さんの本に出会えて、成長できたと思っています。野田さんには本当に感謝しています」

「ありがとう。来年もまた来てくれよな!」 

感動の3乗。素晴らしい一日でした。

 

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