高校時代のTRPG

 高校に入学すると、たいていの場合クラスで自己紹介をします。私は、「まずいないだろうなぁ」と思いながらも、TRPG仲間が欲しかったので「TRPGというゲームが好きです」と自己紹介をしました。これは担任の先生の興味を引き、延々とTRPGの説明をさせられる羽目になりましたが(苦笑)
 やはり、いるところにはいるものですね。その日の終わり、自己紹介も終わって帰る頃に私はある男に話しかけられたのです。  「TRPGってテープルトークRPGのこと?」  それが縁で、彼とはよく話すようになりました。関西からやってきた彼は飄々と関西弁を操る、なかなかに怪しいやつでした(苦笑)が、TRPGの知識はおそらく私以上だったと思います

 1年の終わり頃、私とその男と合唱部の同期の男の3人でTRPGのサークルを作る話が出ました。その時はあまり現実味のある話ではなかったのですが、TRPGをやりたいという気持ちの強さが拍車をかけ、2年の5月頃にサークルを作ってしまいました。
 「サークルファンタジア」
 顧問には1年の時の担任の先生になっていただき、月に1回くらい、3年G組の教室で活動を始めました。文化祭や新入生歓迎会では冊子を作って配ったりしましたが、私の学年が卒業した次の年には下火になり(でも冊子は配っていました)、さらに次の年には消滅してしまったようです。

 2年の文化祭。このとき書いたのが「解き放たれた絆」という作品です。それまである世界観に基づいたちょっとした話を書いたことはあったのですが、きちんとした1つのお話を書いたのはこれが初めてでした。発表当初はTRPGを意識しすぎたため小説としてちぐはぐしていたのですが、パソコン通信に公開するに当たって若干の手直しを加えました。ここに登録されているのは手直しされたものです。TRPGでプレイヤーをしていた友人からは「違うじゃん」と言われましたが(苦笑)
 3年の新入生歓迎会。このとき書いたのが「異世界の魔法使い」という作品です。これは、その年の4月中旬に締め切り(だったと思う)の「電撃ゲーム大賞」小説部門に投稿するために書き上げたものです。何かに基づくことなく完全にオリジナルな小説を書いたのはこれが初めてでした。しかも締め切りがあるということで、一気に書き上げた記憶があります。大まかな流れしか考えなかったので、様々な部分で「なぜ?」という部分がかなりあります。この作品で一番記憶に残っているのは、自分で挿し絵を描いたことでしょうか(苦笑)
 3年の文化祭。このとき書いたのが「風と空と草原」という作品です。あまり深く考えず、思いつくままに書いていった気がします。そのため、前2作以上に話に必然性がなく、今読み返すとお恥ずかしい限りです。これは、中学校時代の友達に挿し絵を依頼したのが印象に残っています。

 しかし、このサークルはきちんと卒業アルバムにも載っているんですよね。大したものです(苦笑)

 

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