TRPG日記（99年 7月）
7月 4日
使用システム：トーキョーＮ◎ＶＡ The Revolution
使用キャラ：雅原志津江（人間：女性：エグゼク◎、ミストレス●、クロマク）
参加人数：8人
今回はキャラを変えて参加。その理由は、「前回は見本を示すべく行動したので、キャラにそぐわなかった」というものです。ただ、やはり1回使い捨てのキャラにはしたくないので今後は交互に使っていこうかと考えています。
で、このキャラは千早（Ｎ◎ＶＡで最大の企業。絶大の影響力を誇る）の営業部長という設定。あまりに強力な設定なので、仲間内であるということとその設定を盾に強引なことをしないという誓いをたててアクトに望みました。ちなみに別プレイヤーのキャストが直属の部下という事になっています。
千早と提携して新型戦闘機を開発しているベルクト社の人物が千早の担当である志津江のもとをを訪れ、いろいろと打ち合わせをして帰っていきます。心労か、なにやら落ち着かない感じですがその辺は仕事なのだろうと割り切ることにします。その後、他のキャストのオープニングが次々と行われ、さらにいろいろと調査を行った結果、「ベルクト社は社会戦を仕掛けられている」「ベルクト社長令嬢のリーナは芸能界へ入りたがっている」「リーナは最近何度か襲われかけている」という事が分かります。が、結局分かったのはここまで。肝心のベルクト社は「心当たりはありすぎて分からない」と実に無意味なコメント。ここで調査は完全に行き詰まってしまいました。
で、この後はあんまり覚えてません。志津江の元に情報が来なかったこともありますし、Ｎ◎ＶＡをしていた場所のタイムリミットが迫ってごたごたせいもあります。結局リーナは誘拐されてしまい、そこでたまたま集った人々（キャストたち）と情報交換を行って身代金の受け渡し場所に行き、犯人を倒して終わりだったような気がします。
この日のルーラーはいわゆる「設定魔」 この人のシナリオは細部に渡って実に細かく設定が施されており、あまりに細かすぎるために終わってみないことには事件の全貌がつかめない事が多いのです。で、今回も見事にそのパターンだったかなぁと思いました。
で、話はいきなり核心的なところに行くのですが、合唱団の練習へ行く電車の中でふと考えました。
「今自分たちに足りないのは何だろう」
私なりの結論は、「情報処理能力」です。ルーラー（GM）としては、どのような情報をどのように与えればいいかという事を非常に苦手としているように思います。いや、むしろ問題にすべきは「苦手としてる」という自覚がないことかもしれません。自分自身の前回のルーラーもそのパターンなのですが、途中及び最後に「ネタばらし」を行わないと話の全貌が見えてこないようではだめだと思います。プレイヤーがしかるべき努力をすればきちんと情報が提供され、いくつか手に入れた情報から推理すればきちんと結論が導き出せるようでないとそれはシナリオとも言えないものになってしまいます。
またプレイヤーとしては、いかにして必要な情報を仕入れるか、手に入った情報からいかにして結論を導くかが非常に苦手であるように思われます。これは上記のようなルーラー（GM）の元でプレイヤーをやっていたせいもあると思います。心のどこかで「ルーラー（GM）がネタばらしをしてくれるだろう」と期待してしまうのです。また、情報量が多すぎることで処理能力の限界を超えてしまうということも考えられます。
いずれにせよ、「情報処理能力」の早急な強化が必要であると考えます。自分も早く何とかしなければ……。
神代 霞「……やれやれ。楽しかったけど、実入りのない事件だったなぁ」