野辺山旅行記

今シーズンの初すべりは、野辺山です。今年はシーズン初めにしっかりやろうということで、いつもとは違いレッスンを入れて見ました。

12月2日(土)

 初めて行くところなので、ちょっと心配ですが、道はカーナビにお任せ。後は時間がどれだけかかるかですね。いちおう4時間でかかると予想して、4時20分ごろでました。東松山で給油して(この辺はガソリンが安い、といっても100円/リットルだったけど。)、関越→上信越と進み途中横川で仮眠しました。と、ここまではいままでと同じですが、今年はなんとベッド付きですから、しかも今回は布団にまくら持参ですから、とても快適な仮眠でした。

 1時間ゆっくり休んで、佐久ICで降りたのが7時。ここから1時間半と予想したのですが、信号のない山道(一部カーブがきついところが少しあったくらい)で、道路もスキー場の直前までは凍結していなかったので、思ったよりも時間がかからなかったです。

 今日は中沢さんに教わりました。最初は大回りのレッスン。スタンスをワイドにして、腰に手を当て、骨盤の向きを斜面に合わせて動かす練習。このとき注意するのは、骨盤を背骨中心に回転させないこと。まあ自分としてはできたと思うのですが、足首の曲げが足りないので、上体がつぶれ気味ということでした。

 次に、内足を上げてターンするというのをやりました。うまくあがらないのは、上体の外向傾が足りないから。その上体で平行にあげることはできても、そうすると足がそろってしまうので、正しい動きではない。内足をクロスしてあげるように言われました。こうするとやはり難しいです。クロスすることで腰のため、外向傾が出ればいいのですが。

 次はストックを平行に持って、ハの字ですべる。外足はしっかりと角付けし、ストックの傾きは斜面の傾き、骨盤の傾きに合わせ、状態の外傾をストックの(体の上から見た)向きで示すようにする。のですが、右ターン時に左ターンに比べ外傾が少ないとのこと。少しオーバーにやったほうがいいのでは??

 午前中はこのような漢字で、午後はだいたい同じなのですがビデオを撮りながら滑りました。まずは午前中の最後にやったやつで1本。次に切り替えで次の外足を大きく踏み出すことで、上体のクロスオーバーを作り出す練習をしました。ポイントは踏み出す際になるべく大きく、そして角付けをしっかりすること。そうすることでスキーがサイドカーブで自然と曲がっていく・・・・・はずなんですがうまくいかないなあ。

 最後にストックを普通に持って、いままでの感覚でワイドスタンスで滑ってみたのですが、ちょっとスタンスが狭いみたい。そういえばザウスで同じ練習をしたときにも言われたなあ・・・・。

 ビデオを見ての感想ですが、やはり右ターンの時の動きが問題。失敗したときは

  1. 外傾が足りない
  2. スキーが曲がっていかない
  3. 上体でスキーを回しこんでしまう=ローテーション
  4. スキーがずれる
 という悪循環ですね。1で頭から倒れているときもありました。腰から下は常に正対しているのですが、上体が外向し、そしてだんだん中に入ってくるというイメージにしたいのですが。あと頭から傾いていくのではなく、どちらかというと肩から下のほうから傾いていくという感じですね。頭は少し遅れてついてくるような。あとはその中で体は横に動いていくのではなく、下に向かって落ちていくようにするのが重要なところ。

 ゲレンデ状況ですが、レッドコースの下3分の2くらいのみの営業でした。人口雪ということもあって、午前中はかなり硬かったです。レーサーの人が多く、またスノーボードの人もいるので、「がりがり」とか、「がー」とか音を立てながら滑ってくるので、とても怖いです。10時から12時くらいまでは雪がゆるみはじめましたが、午後はゲレンデ全体が日陰になったので、朝よりも荒れた上に固くなりました。リフト待ちは11時くらいが一番混んでいて、だいたい3〜5分くらいの待ちでしたが、午後は荒れてきて滑りづらかったこともあってすいてました。

12月3日(日)

 昨日頭の中で整理したのですが、大回りのポイントは大きく分けて3つになります。
  1. 足首の曲げ
  2. 骨盤の向き(斜面と平行に)
  3. 上体の外向
 1は大回り・小回りともに共通ですねえ。わかっていても無意識の間にゆるんでいたりするので、とくに滑りはじめは気を付けたいところですね。2も知らないうちに内倒していたりするので、そういうときは内側の手を上げて修正するようにしています。あと手を前に出すだけでも、結構違います。今回もっとも意識したのは3です。左右差が大きい(右ターンのときにできない)ので、それを集中してやるようにしました。

 昨日の晩はかなり冷えたので、ゲレンデコンディションは上々。ただやっぱり固いので、後半はやはり荒れてくるんだろうなあ。ということで引き続いてワイドスタンスで大回りの練習をしました。1本目は外向はできたのですが足首の曲げが不足していて、腿が寝てしまいました。2本目ではそこは修正されたようです。苦手な右ターンの時は、曲げをしっかりして、かつかかとよりで踏める位置を探して、そこで我慢する。そうしないと、腰が回ってしまうようです。

 ただ切り替えの動きができてない、というか低い姿勢のまま切り替えようとしているので、一度腰を前に出す(=下に落ちていく)ようにして、高い位置からとらえるようにとのことでした。やってみるとはやくから板が踏めるので、ターンがとても余裕が出てくるし、いたもたわませやすくなりました。その辺に注意して3本目を滑ってみましたが、今度は弧を作ろうとしすぎて、横に引っ張ってしまったので、もう少し下に落ちていく感じで、レッドコースは幅がだいたい50メートルくらいなのですが、その半分くらいで滑るイメージにした方がいいとのことでした。

 午後は小回りをやりました。ポイントはスキーをかかと支点で押し出すと言うこと。これはザウスでもやったのですが、そのとき誤解していたのは

  1. 回旋を使う→実際は使わない
  2. 平行に押し出す→実際はテールの方が出る
 ということ。これを基本として、角付けをすることによってカービングの要素が出てくるんですね。

 まずはハの字から外足だけを押し出すというのをやり、やがてそれを平行にして(スタンスはワイド)、そのあと骨盤の向きを確認するために、ストックを束ねて前でもって滑りました。

 実際滑ってみて注意することは

  1. 足首の曲げを意識する
  2. 骨盤を斜面と平行にする
 ということです。1は大回りでも一緒ですが、小回りの場合これを忘れるとスキーが抜けてしまい、次のターンができなくなってしまいます。2は内倒しないための対策ですね。これを意識しながら、かかと支点で押し出すということ。練習する際には、ワイドスタンスでやることと、自分の場合上体が形を決めすぎてしまうので、これに注意する方がいいようです。あとはできたら落差を次第に大きくしていくように言われました。

 ゲレンデは全体的には昨日とほぼ同じでしたが、ボーダーが少なかったような気がします。雪の変化も天気がだいたい一緒だったので、同じ感じでしたが、それほど荒れなかったですね。ただリフト待ちは昨日よりも長く、最高で10分くらいありました。まあコース1本しかないからねえ。

 帰りは4時に上がって、141号を北へ向かいました。佐久から高速に乗ろうかなと思いましたが、国道254号で行けば下仁田まで行けるということと、何と行っても群馬はガソリンが安いので、下仁田まで下で行きました。それでも渋滞はなかったので、行きと同じ3時間40分くらいで自宅に到着。それにしても今回は参考になることが多くて、大満足です。

 

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