軽井沢旅行記

今回は平日を利用してのポールトレーニングです。しかしよく休むね。

12月18日(月)

 今回は5日連続で、ポールトレーニングです。軽井沢は近いので、4時30分に起きて5時40分に家を出ました。さすがに平日ですから渋滞はないです。今回はスタッドレスを履いているので、あまりスピードは出しませんでした。そのせいか2時間で着くところが2時間30分もかかってしまった。

 8時30分について(途中横川で仮眠したので時間が合わない)、朝食を食べてから受付してさっそく滑りに行きました。ゲレンデは東側はほぼ全面営業していて、やっていないのは浅間、アリエスカ、スラロームくらい。他は滑れますが、ただ連絡コースがないところもあるので、アクセスがイマイチな面もあります。まあ滑れればいいか。

 ポールはパラレルコースに張ってありました。講師は横尾校長です。スタートは少し下げてありますが、13旗門ですが結構長く感じます。とりあえず最初はインスペクションも兼ねながら滑るということでしたが、2週間のブランクがあるのと、シーズンはじめで本格的なポールは久しぶりなのとで、滑りにならなかったです。いろいろいわれたことを考えた結果、

  1. 切り替えが遅い
  2. 板がたわまない
という症状が出ていることがわかりました。1については、外足のとらえが甘いので、上下動を使い高い位置からとらえることと、その中で立ち上がりながら次の外足でとらえる(=角付け)事を意識しました。2については野辺山でもやりましたが、外向を強く意識することで、板に力を伝えるようにしました。いままでは板に体重がしっかりのった時点(ターンの3分の1くらい)から角付けをしていましたが、それでは間に合わないということがわかりました。切り替えて外足にのった時には、既に角付けされていないと間に合わないようです。

 スピードの次元が今までに比べて格段に高いので、最初のうちはかなりとまどいました。そのうち、たまにいいのがあったり、疲れてくるとダメだったりという感じですね。あとは上体と足首の曲げをバランスよくするようにということと、手を前に出すというのをちゅういしました。午後はフリーなので、横尾校長にいわれたテーマである「立ち上がりながら外足でとらえていく」というのと、これを集中してやりました。

 人工雪のスキー場なので、朝は野辺山以上にカリカリでした。第2高速リフト付近のメインゲレンデは日が当たるので、10時くらいからゆるみ始めていたようです。リフト待ちはほとんどなく、あっても「おひとり用入り口」があるので、全然OK。平日で、ファミリーが少ないせいかボーダーの方が数は多かったと思います。今日は気温が高かったので、思ったよりもゆるみやすかったようですね。ポールコースも5本も滑ると、このスキー場にしては荒れてました。

 そんなわけで15時30分まで滑って、上がりました。そのあとうだうだしてたら、もう22時か。眠いので、もう寝ます。

12月19日(火)

 暖房が強すぎて、あまりよく眠れませんでした。それでも8時間寝たので、結構すっきり。昨日の夜に雨が降ったらしく、駐車場はぬれていましたが、出るころには晴れてました。6時に起きて、朝食のあとゲレンデへ、今日の軽井沢は朝7時の段階で6度もありました。そのせいか昨日よりも雪が重く、崩れやすい雪でした。こういう日って、コース荒れやすいんだよね。

 で、ポールですが、やはり5,6人滑ると荒れてました。今日は昨日フリーでやった「とらえ」と「外向」を意識してやりましたが、どうしてもとらえられないときがあるんですよね。そのときいわれたのが「動きが足りない」ということ。これは昨日も少し出ましたが、切り替えたときに腰を高い位置に持っていった方が、はやい位置から角付けできるし、大きな力が伝えられるということ。特に急斜面ではほとんどうまくいきませんでした。というのも前半のセットは1本目がかなり振ってあったので、そこでリズムがつかめなかったのもあるのですが・・・・。下の方ではまあまあだったときもあるのですが。

 午後は「動きを出す」というのを集中してやりました。ずっとパノラマコースを滑っていたのですが、まずは「立ち上がる」というのを大げさに出して、そのあととらえる。こうすると大きな力が伝えられるので、板の抜ける感じも何となくわかってきました。次に「立ち上がってからとらえる」のではなく「立ち上がりながらとらえる」というのを意識してやりました。とらえた瞬間というのを感じられるように、意識して滑りました。このコースは最後急斜面になっていて、そこでもある程度はできるのですが、緩斜面と違うところは、急斜面だとこのコントロールができない・・・・。それでもある程度はできたと思います。

 今日はそんな感じで4時前に上がったのですが、晴れてはいましたが風が強かった。リフトがしょっちゅう止まってましたから。もういつ運休になってもおかしくないと言う感じでしたね。午後パノラマコースを滑ったのはそういう事情もあります。だって高速リフトも普通のペアリフト(コクド系ではロマンスリフトと言い張るらしいがただの2人乗りリフト)と同じ速度なんだもん。その割にリフトがほとんど混まなかったのは、かなりすいていたから?

 今日はビデオを撮ってもらったので、夜にミーティングがありました。私の滑りの特徴(=欠点)として

  1. 急激にエッジングする
  2. 動きがない
  3. 切り返しも急である
というのがあります。1は多少ましになってきたかな。2については午後練習したので、明日ポールでどう出るかが楽しみなんですが、3を意識しながらできれば、うまくいくのではにかと思います。3ですが、どうやら私は「はやい位置からの切り替え」とは「はやい位置から素早く切り替える」と考えすぎていたようです。「はやい位置から切り替えする」のは、その方がゆっくりと余裕を持って切り替えができるからであって、はやく切り替え過ぎているので、スキーがくるっと回ってしまったりするのですね。あと足首の曲げがきつすぎるというのもあります。足首の角度は腰・膝の曲げと連動して行われるので、この曲げ具合と関係してくるのですが、それに比較して曲げすぎということですね。これだと板に力が加わらないし、動きも出ない。急斜面で動けないのはこれが理由かも・・・・。
12月20日(水)

 今日は「はやいとらえ」と「動きを出す」という2点に絞って滑ることにしました。動きを出す=きちんとだち上がって沈み込むことで、沈み込んだときに足首の角度は調節できるはずだから。動きが出ないと足首がどんどん入っていくので、入りすぎになるのだと思います。

 今朝の気温はマイナス4度。ゲレンデはかなり固かったです。どれくらいかたかったかというと、有馬記念のテイエムオペラオーくらい。ますます訳わかんないですが、最初にフリーを3本やったときは、これは怖くてポール滑れるかなと思いました。後で考えると、沈み込む時に、スキーの真上に沈み込んでしまったのと、外足1本で耐えようとしたからだと思います。

 ポールは全体的にかなり振ってありました。果たしてきちんとターンできるのか??と思いつつ1本目を滑ってみると、結構滑れる。バーンの状態はおとといとあまり変わらないのですが、余裕があるような気がする。上下動を積極的に使うと体がおくれたりとか、弊害の方が大きいと思ったのですが、やはりとらえがはやくできるのが大きいみたいです。緩斜面の方では板が抜けるようになってきたし。

 今日の反省点としては

  1. しずみこむ方が変なときがある
  2. 手がひけ気味
  3. とらえたときの角付けが甘い
 といったところ。1は沈み込むときに、スキーの真上に沈みこんでしまうときがあって、当然それでは足が横に出ない(=腰がスライドできない)から曲がれないので失敗したというもの。あとそれ以外に何回かうまく荷重できないときに時があって、そのときは外向はできていたと思いますが右手の位置が不自然だった。おそらく上がっているのではと思いますが・・・・・。3については意識して繰り返しやるという以外に、いまのところ対処法はないですね。

 今日は都合により午前中でおしまい。ゲレンデはやはり10時半頃から雪が溶けだしましたが、日がそれほどあたらないのと、気温は高めですが昨日ほどではなかったのとでプリンスゲレンデ以外は固いままでした。リフトは空いていて、ほとんど待ちなし。風もなく、午後も滑りたいと、ちょっとだけ思いました。

12月21日(木)

 実は昨日は埼玉に帰って飲み会でした。朝はしっかり6時に起きて、二日酔いもなくすっきり。そろそろ疲れが出てくる頃ですが、がんばるのだ。それはいいとして昨夜中軽井沢から帰ってくるときに、雪ではなく雨が降ってたんだけど、雪は大丈夫か?

 朝食を食べていた頃は空は曇っていて、これはもしかすると視界が悪すぎてポール張れないんじゃないかと心配になってしまったのですが、ゲレンデに行ってみると曇ってはいますが視界は大丈夫。ということでさっそく練習開始。今日は昨日に引き続き「はやいとらえ」と「動きを出す」に絞って滑りました。その中で「ポールを過ぎてから抜け出したときの切り替えが遅い」ということが発覚しました。実際やってみるとポールの横を過ぎるときに外足に不必要に強い力を加えてしまうようです。その分だけ切り替えがおくれるのかなと。そこに注意したのですが、今度は角付けだけが強すぎて落とされてしまったり、足裏の感覚がおかしくなってしまったりで、なかなかうまくいかなかったです。結局最後の方は少しできてきたのですが、結論としては動きをオーバーなくらいに出してとめないようにすることを意識した方がうまくいくのではないかと思いました。

 あと今日はなるべくインを狙って滑るようにもしたのですが、そのこつとして「ポールを過ぎたら次のポールの内側を見る」ということらしい。実際やってみるとポールに吸い寄せられるような感じで、インに行けそうな気がする。

 疲れたので昼は少し仮眠して。2時からまた滑りました。気分転換も兼ねて、このあいだ買ったばっかりの「SALOMON AXECLEVER」を使いました。152センチのいわゆるエクストリームカーブで、ハングルプレートという20ミリくらいのプレートに、さらにビンディングの下にDRIVE PLUSという板が入っているので、実際は30ミリ近く上げてるんじゃないでしょうか。プレート自体は中空になっているようで固さはあまりないです。トップとテール各5センチくらいはゴムで押さえてあるので、板とプレートが直接くっついているのは真ん中だけですね。

 これで大回りの練習をしました。とらえるところと沈むところを意識して、やってみたのですが152センチあるので安定感は結構あります。でもやはり重心がぶれてくるとトップやテールがふるえ出すのはショートスキーと同じですね。プレートがついていて角付けしやすいので、とらえの感覚をつかむにはちょうどいいと思います。あとやはり短いので安定感を出そうと思ったら自然とワイドスタンスで滑るようになるので、スタンスが狭いのを矯正するのもいいですね。今日は雪はかなりザラ目の重たい雪だったのですが、固まってなければこういう雪でも大丈夫。ただアイスバーンは勘弁してねと言う感じですね。

 これで1時間ほど滑って、そのあとまた元の板に戻して滑りました。さすがに30センチも違うので、最初は角付けだけで曲がってしまったりしてましたが、外向をちょっと付けたらなおりました。これでとらえの感覚と動きを大きくとって滑って、4時頃上がりました。

   もうちょっとでなんかつかめそうなんだけど、あと1日しかないや。困ったなあ。

12月22日(木)

 今日は最終日。もう帰るのか、残念だなあ。朝はとても寒かったです。7時現在でマイナス5度。クルマの窓が凍ってましたからね。目覚ましをセットし忘れて、30分寝坊してしまった。そのあとはいつもどおりだったんだけど、チェックアウトの時間がかかってしまい、ゲレンデについてのは9時過ぎ。一応フリー2本するだけの時間はありました。

 今回普段はインスペクション無しでいきなり滑る(ただし様子を見ながら)のですが、昨晩雪を降らしたようなのでとても柔らかいところがあり、そのためインスペクションがてらバーンを固めることになりました。今日のセットは昨日までよりかは振ってません。特に緩斜面の5〜7旗門目はほとんどまっすぐ。大会のつもりで滑るようにということだったので、少し薄着で滑りました。

 今日は「動きを大きく」というところだけを意識して滑りました。ただそれだけだととらえが甘いような気がしたので、今度は沈み込みをゆっくり、大きくして滑ってみました。で、途中フリーしながら思ったのは「立ち上がりながらとらえる」と言うよりは「とらえながら立ち上がる」という方がとらえがはやくなることに気づいたので、それでやってみると、いい感じでした。ただ、とらえを意識しすぎると、膝だけ返しちゃうんだけどね。

 今日のセットは滑ってみると3本目、4本目あたりがとても難しかったです。こういう時は1本目から抜け出しが遅いのが原因であることが多いので、スタートで漕ぐのを1回減らし、角付けして沈み込むのを早めにしてみると、うまくいきました。2本目と3本目が開いているのでついまっすぐ行っちゃうんですが、そうすると4本目が入れない。だから2本目を早めに抜け出したらゆっくりと沈み込んで3本目を抜け、抜けたらすぐとらえる。こうすればいいのか。途中ビデオを2回とったのですが、2回目は自分の中では最高のデキでしたね(ただ緩斜面でターンしすぎとのことでしたが)。その次でコケなければ、良かったんだけどなあ・・・・。

 今回は5日間結構すいていたのでたっぷり滑れました。とらえの感覚が何となくつかめてきたので、これが急斜面でもできるようになれば、いいんですけどね。5日間、ありがとうございました。

 

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