主なメーカー別のインプレッションはこちら。
日産
国産メーカの中では一番おもしろかったです。前回は商売っ気たっぷりの展示で、今回もニューモデルを多数出した後だけにそうなるような気がしましたが、今回の目玉は来年モデルチェンジされるフェアレディZ。これと直前になって発表されたGT−R。やっぱモーターショーはこういう夢があるクルマが出ないとね。Zは来年には市販されるそうで、そういわれてみるとインテリア、エクステリアともにデザイン的にはかなり熟成されていると思います。エンジンは3.5LのV6で、ミッションは6速MTだそうな。Zに関しては日産に公式HPがあるので、興味のある方はどうぞ。
GT−Rはそれに比べるとコンセプトカーという感じ。デザイン的にはV35スカイラインの2ドアと言うよりは、Zをアレンジしたような感じがします。この写真ではわかりませんが、GT−Rではテールランプの丸目4灯が復活しています。新型スカイライン発表時にはさんざん言われたからか?でも「このクルマはみなさんの期待を越えるものだ」とまで言い切ったなら、そう簡単に変えるなーと思いましたが、やはりこうやって見るとスカイラインはやはり丸目4灯ですね。テールランプだけで車種がわかるクルマなんてそうそうないんだから、そういうアイデンティティは持ち続けるべきだと思うのですが。それにしてもこれって市販するのか?
P.S.最近S15シルビアを買ったうちの兄は、「シルビアが展示してねー」と怒ってました。
トヨタ
日産に比べると、トヨタは堅実路線というか、無難というか、あまり驚くようなクルマはなかったですね。コンセプトカーも、よく言えばすぐに市販できるくらいできあがってますが、悪く言うとどこにでもありそう。そんな中でおもしろそうだったのはこれ。RAV4みたいな街乗り用のRVではなく、バギーに近いデザインですね。といってもプラットフォームはRAV4ですが。
あとは来年から参戦するF1マシンも展示されていました。鈴鹿でテストしたらしいですが、実力のほどは??
マツダ
こちらの目玉は来年発表予定のRX−8。これも市販間近ということもあり、かなりデザインはまとまっています。2ドアですが後部座席に乗りやすいようにリア側も開くようになってます(注 後ろのドアはドアノブがないから一応2ドアなのかと思いましたが、4ドアなのだそうです)。そこまで4人乗りにこだわらなくてもいいのではないかと思いますが、それじゃあ売れないんだろうな。あとはロードスターの特別仕様が展示されていましたが、こんな感じでちょっと変わった展示の仕方でした。
ホンダ
あいかわらずディスプレイが下手なメーカーだなー。前回も思いましたけど。見せる側の自己満足としか思えないですね。人が集まるのはわかっているのだから、もうちょっと見る側の視点に立ったディスプレイを心がけてほしいものです。この写真はBARですが、ジョーダンのマシンもありましたよ。
スズキ
スズキは今回も2シーターのスポーツカーを用意してきました(といっても初公開ではないが)。2輪車と4輪車両方製造しているメーカらしく、2輪車のエンジン(といっても1.3L)を4輪に積んでしまうという発想がなかなかおもしろいですね。GSX−Rというコンセプトカーがあって、これは是非お見せしたいのですが、いい写真がない(T_T)。かわりにほぼ同じスペックといわれているワンメイク用レースマシンをお見せしましょう。
その他
外国メーカーではやはりメルセデス。近々市販予定の500SLが2台ほどありましたが、こんなのもありました。BMWの新型7シリーズも出てましたが、これはなかなか精悍な顔つき。国産では初出品のミツオカも台数は多くはないですが、”OROCHI”という名前のスポーツカーを出してきました。これがなかなかきれいなデザインでしたね。