鹿沢旅行記
今年の準指導員の実技試験は鹿沢で行われました。1日だけ行って来ました。
2月16日(金)
今週末は鹿沢に準指導員検定を見に行くことになりました。今日の夜に出発して、土曜日一日だけ見てこようと思います。ところが今回のお話しは朝から始まるんだな。「ひでえぬニュース」でもお伝えしましたが、私のタウンボックスは入院しておりまして、帰ってきたのは前日の木曜日。オーバーヒートの原因はベルトが切れていたことが発覚しまして、交換してもらいました。うーん、今度は快調だ。やっぱこうでなくちゃと思いながら家に帰り、今日も普通に家を出ました。ところが2キロくらい走ったところで「がくん」と大きなノッキングが発生。「あれれ」と思って走っていると、どんどんひどくなってエンジンが回らなくなってしまいました。とりあえず邪魔にならないところに停めて、「まあ落ち着け。」深呼吸してエンジンをかけると、かからん。バッテリーかな?と思ってカーナビの電圧計を見てみますが、14ボルトを指しています。余裕じゃん。油圧の警告灯がついているので、オイル漏れかと思い、オイルの量も見てみますが、極めて正常。プラグがかぶっているのかと思い、エンジンがかかったので少し回してみましたが、逆に止まってしまいました。こうなるともうお手上げ。JAFを呼びましたが、やはり直せないので結局家まで引っ張ってもらうことに。果たして無事に鹿沢にたどり着くのか??
VWではとてもじゃないけど行けないので、とりあえず代車がないときに備えてレンタカーを確保しようということになりました。そのあとディーラーに電話して、タウンボックスを引き取りに来てもらうことに「おそらく点火系のトラブルだろうとのことでしたが。 結局代車は自力では確保できず、ディーラーの方で確保してもらったパルサー」(スタッドレス付き、FF)で行くことになりました。トンクと後部座席がつながらないので、助手席にスキーを積んで、後はトランクと後部座席に積んで、CDプレーヤーを積んで行きました。
パルサーは1500CCですが、車重が軽い(1070KG)せいか速いです。高速道路も快調です。おかげで予定より早く、22時30分頃着きました。
明日は検定最終日。受験者ではないけど、緊張するなあ。
2月17日(土)
なんだか前置きがあまりにも長すぎて、スキーの話しなのかクルマの話しなのかよくわかりませんが、いよいよ検定も最終日です。今日は中斜面での中回りと小回りを午前中に行い、午後は制限滑降(つまりポール)です。朝は朝食後少し早めに出て、受験者の人と一緒に滑っていました。それにしてもゲレンデの雰囲気は異常です。というのも滑っている人のほとんどが受験者か、そのサポートできている人たち(まあ自分もそうだが)。サポートには私のようなやつもいますが、ほとんどが準指導員または指導員の資格を持っている人ばかり。よってスキーヤーのレベルの高いこと高いこと。まあ普通のお客さんも若干名いますが、驚いただろうね。みなさん最終チェックに余念がないです。そんな感じで何本か滑ってから、いよいよ試験開始。まず最初は中回りから(たしかコンフォート)。みんなうまいなあー。当たり前か。でも何年か前に東京都の準指導員の研修を見たときは「あれ??」と言う人がいましたが(失礼)、今回はそういう人はいないです。これってやっぱスキーのせい?
斜面は市民大会で使ったポールバーンの上半分を使いました。斜度は20度弱くらいなので、いかにコンフォートの要素をうまく見せるかと言うことになるんでしょうね。まあ私には全然わからんけど。私は受験者の方に混じって上の方で見ていたんだけど、ここって本番前の緊張感がいやでも伝わってきますね。体を動かして気合いを入れる人、先輩からアドバイスを受ける人、ひとりで集中している人。いろんな人がいますが、レースの前とはまた違う感じがしました。
今回私のクラブからの受験者は1人。7人ごとにローテーションしながら順番をかえて滑るのですが、たまたま午前の種目は順番が早かったので、10時30分くらいには終わってしまいました。午後は1時30分から制限滑降。こりゃヒマだ。ということで食事のあとしばらくのーんびりしてから、12時を結構すぎてから再び滑りました。とりあえずポールバーン(これは市民大会のGSと全く同じ斜面)があいてなかったので、下の方で練習したり、ポールが立ったら(まだインスペクションの時間前なので)そとから眺めてみたりして、準備をしました。思ったのは、旗門の間隔がなんか詰まっているようだなということ。数えてみると25旗門。たしか市民大会の時は20旗門くらいだったので、この差は大きいですね。あとで聞いてみると、この場合のセットはイメージとしては大回りではなく中回りのセットなのだと言うこと。
これは年齢が大きい順に滑るので、結構待たされました。かなりスタート順は遅かったのですが、市民大会の時とは違い鹿沢特有の固い雪だったので、それほど掘れていなかったような気がします。結構前半で落とされている人が多かったですね。後半もかなり振ってあって、そこでうまく入れなかったひとも多かったようです。この種目はタイム差がそのまま得点になるので、ほとんどの人がワンピで滑っていました。とにかくゴールしないと0点になってしまうので、普通ならあきらめてしまうようなミスでも、なんとかクリアしていました。そういうこともあって、ぎりぎりのラインを攻める人もあまりいなかったですね。
これで検定種目はすべて終わり。そのあとはしばらくみんなで滑ってから帰りました。宿でビデオを見たりしてたら20時。今回はクルマが4駆じゃないので、早めに帰ることにして、ゆっくり帰りましたとさ。