またまた北海道にスキーに行って来ました。場所は朝里川温泉。でもいくら北海道といっても4月って雪あるのかなあ?


4月2日(金)

 今日からまた北海道へ。2回目とあって、飛行機に乗るのも手慣れたもんです。6時の電車に乗って、8時25分発の飛行機で北海道へ。10時頃つきましたが、4月だというのに千歳市あたりにも雪があるのは驚きました(ちなみに当時の気温は1度)。例年ですと札幌あたりでも3月下旬くらいには雪がほとんど溶けて、道路が泥だらけになる頃です。天気予報では「札幌は雨」とのことだったので、朝里も雨かなと思っていたのですが、聞いてみるとちょっと前まで雪が降っていたとのこと。さすが北海道ですね。(何が?)

 12時前にはホテルについて、1時から滑りました。すごいのはここからで、まずはゲレンデの人の数。ホテルからゲレンデがよく見えるのですが、数えたところゲレンデにいるのは推定20人。まあ平日だからというのもありますが、それにしてもねえ、こんなに雪があるのに。そしてゲレンデに行ってみると、雪質は最高。まさにパウダー。念のために申し上げておきますが、ここはニセコではありません。小樽です。前日に降ったらしく、7,8センチくらいの雪が積もっていて、圧雪されていない状態でした。誰も滑ってないので、あちこちにフカフカの雪があって、あまりに軽いので本当に4月か?と思うくらいです。

 さてレッスンですがクラス分けの結果今日は上村デモのクラスになりました。今回はカービングをやることになりました。今日練習したのは「内倒して滑る」というもの。といっても本当に内倒するのではなく、内倒するくらいのつもりで内側に体を傾けて、内傾角を作って滑るという意味です(だから内側の肩が下がっても良い)。そうすることによって外足の角が立ち、雪面からの抵抗を受けられるようになります。その抵抗を押し返すというよりは受け止めるくらいの気持ちで加重して(最初のうちは)、それによって得たスキーのたわみとサイドカーブを生かして曲がる。あまり曲げようとはしないで、下に落ちようとするのがコツ。

 これで注意することは、脚部のひねりで曲げようとしないことと、スキーの前後差を付けないことです。理由はひねりで曲げようとすると曲がりすぎてローテーションしてしまいます。内側の肩が下がった状態でローテーションすると、やってみるとわかりますが本当に内倒します。またスキーの前後差をつけすぎると外腰が引けてしまいターンがしづらくなるし、これも本当に内倒します。

 レッスンの後はビデオチェック。クラス分けの時滑ったのをビデオに撮ってあって(大回りと小回り1本づつ)、それを見ながら各自の滑りをチェックしました。

 自分のビデオを見て思ったのは大回りでストックのリングが上を向いていること。これは肩に力が入りすぎ。リングを引きずって滑るようにしました。小回りでは左手のつきかたが変。というのはストックの付き方が窮屈で、しかも後ろの方についている。これはよく見ると体の軸が常に左に傾いてる(左肩が下がっている)ために窮屈になっているためのようです。

 その後は自由時間。小樽の町に出ようかとも思いましたが、お金がないので早めに寝ました。

4月3日(土)

 天気予報によると今日は荒れるかも知れないとのことでしたが、朝起きるとなんと晴れていました。しかも夜の間にまた雪が降ったみたいで、しかも今日は圧雪車が入っていたので朝イチのゲレンデは最高でした。ゲレンデの人数は金曜日より5人くらい増えたかなという感じ。ほとんどが地元の人ですね。そりゃそうだ、普通はニセコやキロロに行くもんね。でもこれだけ空いているのなら絶対こっちの方がお得。はっきり言ってこれなら苗場あたりに行くのはナンセンスですね。それならもう少しお金を出して朝里に行った方がいいですよ。雪はいいし。

 今日の午前中は渕上デモのレッスンです。昨日の続きで、昨日は上半身で内傾軸を作りましたが、今日は腰から下で作っていこうというものです。まず肩幅くらいの、かなりワイドなスタンスで直滑降(両スキーともインエッジを立てる)からターンします。この時内足はフラット気味にして、外足のインエッジを立てます(立てながら足を斜めに伸ばす感じ)。この動作で外足の切れる感じをつかみます。

 これのバリエーションとしてやったのが、もう1つ。ノーストックで手はお腹のあたりに置きます。先ほどのと同じ感じでターンするのですが、手の動きでで足の裏の感覚を表現します。つまり外足は斜めになって、さらに板を垂直に押す感じ。内足はフラット気味になる感じ。不思議と手の動きと足の感覚が似てくるらしく、右足外足の時の動きが少ないとのこと。右足ターンの時は外向傾が強すぎるのでスキーがずれやすくうまく乗れないようです。内足がフラットのままでいいのかなと思いましたがこの段階ではフラットでいいようです。むしろ音足の感じが大事みたい。

 午前中はこんな感じで、午後は天気がいいのでポールをやることになりました。ただ滑るのではなく、商品がかかっているのです。ちなみにルールは簡単にいうと自分のタイムを予想して滑るということです。1本滑ってタイムを計ってもらいます。そのタイムを聞いた上で2本目何秒で滑るかあらかじめ宣言してから滑って、実際のタイムとの差が最も少ない人が優勝。上位3名が豪華商品を手に入れる権利を得るのです。うん、これなら私にもチャンスがある。ということで昼休みはご飯を食べてすぐパープルコースで練習しました。

 練習で2本くらいポールを滑って、そのあと1本目。角付けが弱いせいか意外と外を回ってしまいました。タイムは29秒99。ちなみに1本目のトップは27秒ちょっと。リフトに乗りながら考えましたが、距離も短いし2本目はコースが荒れるので(結構アイスバーンが出ていた)タイムを縮めてもせいぜい0.2秒くらいだろうと考え、予想タイムは29秒71にしました。そして2本目スタート。1本目よりはいい感じでしたがアイスバーンを意識しすぎてかえってスキーの角付けが甘くなり、最後のポールでかなり落とされてしまってタイムをロスしてしまいました。前半の感じであればちょうどいいくらいだったのですが、おそらく0.3秒くらいの遅れかな、商品は無理かなと思いました。結果は夜のパーティーで発表されるので、そのときまで待ちましょう。

 そして夜の6時からいよいよパーティーです。最初は夕食もかねて飲んだり食べたりして、いよいよ発表。結果は0.23秒差で8位でした。ちなみに2本目のタイムは29秒48。最後失敗しましたが、それでも速かったのはコースが荒れてアイスバーンが出たのと、コース慣れして少し内側を通ったからでしょう。優勝者の商品は宮下透デモが技術選(小回り)で使った板で、準優勝が上村デモがやはり技術選で使った板(ともに98−99モデル)でした。3位の人はなんと渕上デモが使っていたストック。シーズン終了ということもあって大盤振る舞いです。いいなあ。このあとは恒例のビンゴ大会。シャツをもらってしまいました。そのあと商品の板を見せてもらいに行きましたが、宮下デモの板はやはり長いですが小回り用なのでプレートはなかったです。ビンディングは先シーズンのものらしく、かなり使い込んでありました。上村デモの板は女性用ということもあって短いですが、ビンディングは高くしてあって、脚力がいりそうです。

 パーティーのあとは部屋で宴会をしました。今回は渕上デモも途中で参加しました。朝里スキースクールの会員の人も何人か来ていました。札幌に住んでいる人が多く、多い人は年間60日も滑るそうです。「本州の人って3時間もかけてスキーに行くのですか?」と不思議がられました。それって近い方なんですけど。いいなあ。私も北海道に移住したい・・・明日はもう帰るのか、早いもんだなあと思いながら寝ました。

4月4日(日)

 あっという間に最終日です。なんと今日も快晴!!なんて運がいいんでしょう。また夜に雪が降ったみたいだし。今日はスノーブレードの試乗があります。99−00シーズンのスノーブレード(バズ)は10センチほど長くなるようです。サイドカーブもきつくなっています。例によってインプレッションですが、私の持っているELANに比べて柔らかい感じがしました。そのせいか長さほどは安定感はなかったです。最も今日は気温が高く、雪も重かった(春スキーなんだから当たり前か)ので、そのせいかもしれないですが。結論としては前と同じになってしまいますが、飛んだりはねたりするのでなければ120センチくらいの板の方がいいですね。長くなった分持ち運びにも難があるし。でもやはり面白いですね。

 スノーブレードに1時間乗って、普通のスキーに戻しました。普通のスキーの感覚を戻しながら滑りました。こつはトップを強く意識して、トップからターンするようにするとのこと。短いスキーは足を返すだけで曲がってしまうためどうしても足元だけの動きになるので、最初のうちはトップが引っかかって転倒しやすいです。

 11時30分までレッスンして解散。もう帰る時間ではないか。うーむ、あと2日くらいいたいが、しょうがない、帰りますかということで1時30分に朝里を出て、15時30分頃の飛行機で帰路につきました。

 今回のキャンプは、前回一緒だった人も多く、とてもアットホームな雰囲気で、楽しかったです。ゲレンデは貸切状態だし、4月とは思えないコンディションでした。もっとも毎年こうではなく、今年が良すぎたのですが、まあ私の行いの良さですね(絶対違う)。

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