八海山スキーレポート12月27日
12月27日から12月30日までの4日間、六日町八海山スキー場に行って来ました。八海山といえば浦佐とともにスクールで有名なところですが、上越地方は他と比べて積雪が少ないので滑れるかどうか不安でした。では、行きましょうか。
朝5時に東松山ICから関越道へ。結構スキーやボードを積んでいる車は多い。ただし信越地方の方が雪が多いせいか藤岡JCをすぎると車は半分以下に。関越トンネルをくぐっても、路面は濡れていましたが、気温が高い(4度)ため、凍結していませんでした。結局宿までは路面状況はそのままでした。
ところで、これから八海山にクルマで行こうという人に注意!!六日町ICから国道17号に出て、通常「四十日新道」という交差点を右折して橋を渡りますが、この橋は3月30日まで通れません!!従って迂回が必要です。一番わかりやすいのは国道17号を新潟方面に向かって、国道291号に出たら左折して、「下原」という交差点を右折すればOK。
さて8時頃に宿について早速着替えて、バスでスキー場へ出発。宿はスキー場の麓に集中していて、そこからバスで5分くらい上っていきます。スキー場に着いてみると案の定滑れるコースは少なく、上部3分の1くらいしか滑れない。
コース状況はこんな感じ。
滑走可能コース ダウンヒルコースの上部および迂回コースの一部(ともに第3リフト乗り場まで)
リフト・ゴンドラの運行状況 ゴンドラと第3リフトのみ運行。下部は雪がないため、下山はゴンドラで。
雪の状況 湿雪。第3リフト脇ではブッシュあり。
とりあえずゴンドラで上ってフリー滑走。滑走距離は思ったよりあるが、雪が悪く、コブがあるので非常に疲れる。
その後クラス分けをしてレッスンに入る。レッスンはだいたい午前、午後各2時間くらいで、今日は3時30分に終了。ゴンドラ乗らないと帰れないし、リフトもゴンドラも遅い(どちらもおおむね10分かかる)ので、そのまま帰る。
その後部屋に帰って早速風呂へ。スキーの醍醐味はなんと言っても風呂です!!正確に言うと風呂とそのあとのビールです!!ということで、風呂に入って、夕食まではビールは我慢。
夕食はフランス料理のコース。ならばワインか?というところだが、スキーの醍醐味はと風呂上がりのビールです!!(くどいって)なので、ビール(しかも大)を注文。料理は宿代(スクール等とのセットなので詳細はわからないが)からは想像できないほどの美味!
その後は部屋でのーんびりして(一部記憶がなかったりもするが)、早めに寝ました。
12月28日
今日は7時に起きたが、少し眠い。朝食は和食と洋食を選べる(前日の夜に各自あらかじめ指定する)ようになっており、洋食を選択。パン(バターロール)は焼きたてでホカホカ。しかもとてもおいしい。
フリーで1本滑って9時30分からレッスン開始。ダウンヒルコースの雪質が前日以上に悪く、コブも大きくなっているので、迂回コースで細かいポジション等をチェック。昨日と今日のレッスンのポイントは
@ 荷重する位置(左右方向)のチェック
斜滑降から谷足を開く。この時体が山側に傾いていて、谷足が伸びると×。
体が(横から見て)斜面と垂直になるようにする。
A 荷重の方法
拇指球からかかとのかけての部分で、じわーっと踏み出す。この時膝を内側に入れすぎたり、上体から動くのは×。あくまで足元から動くようにする。
B 切り替えについて
荷重する前にニュートラルな位置を作らないときちんと加重できないので、しっかりと行う。今の段階では、曲げていたものをのばす感じ。
C 外向傾の確認
直滑降から横滑りが左右ともきちんとできるか確認。右ターンでうまくできないので、右手(山側の手)を前に出して引けないようにする。
D ストックのタイミング
急ぎすぎない。切り替え→ストック→荷重の順番を替えないように。
個人的に注意すること
上体がかたい
肩の力を抜く。ストックは引きずるくらい。
右手に注意
右手が常に後ろに行きやすくなるので、特に右ターン時にストックをついてもひけな いようにする。
ゲレンデの状況は前日とそれほど変わらなかった。天気は晴れで、午後すこーしだけ雪が降りました。気温がそれほど下がらないの(暑いほどではない)で、午後には第3リフト乗り場付近には土が出ているところもありました。明日は晴れるらしいので、ちょっと不安。
ちなみに食事は3ヶ所でとれます。第3リフト乗り場近くに「ダウンヒル」というレストランが1ヶ所。あとは麓にある「アリエスカ」というレストランが1つと、ラーメンハウスが1つ。ちなみに今日は「アリエスカ」で昼食。スクールの場合昼食もセットになっていて、日によって指定されます。メニューも3種類くらいからしか選べませんが、何かおまけが付いてきます。(アリエスカの場合はサラダだったかな?)スパゲティを食べましたが、ちょっとゆですぎ。あと暖房が入っていなくて、寒かった。
今日はレッスンが終わってから少し滑りました。時間ぎりぎりまで滑ったので帰りのゴンドラが混んでました。
夕食は和食。和食でも美味で、しかも量も豊富なのでとても満足。
そのあとは板にワックスを掛けてから寝ました。
12月29日
今日も7時に起きて9時30分からレッスン。今日は主に前後方向の体重移動を重点的にやりました。ターン後半に後傾になるまいとして、頭がつっこみすぎているとのこと。これを矯正するために、頭をわざと後ろに下げ、切り替えからターン後半まではできるだけ後傾にしてみる。なるほど後傾なのでスキーが走ってしまうが、切り替えで前に戻せる位置であればコントロールで切りものであることがわかる。またコブ斜面や湿った雪ではそうしないとスキーが詰まって前に進まない事もわかった。
プルークボーゲンでやってみるとわかることだが、足首をひねると重心が少しかかとよりになる。それを切り替えで前に戻す→ひねるというのが前後の体重移動の基本ということ。
今日はコブも多かったので、コブ斜面での小回りも少しやった。横滑りをしてコブの頭の手前で切り替えてターン。これが基本。あとは横滑りを少しづつ少なくする。
昼食は麓のラーメンハウス。これはかぐらスキー場にあるものとレイアウトやシステムは全く同じ。ラーメンは注文が入ってからゆでるので、時間がかかるのはしょうがないが、もうちょっと手際よくできないものでしょうか、これだけ待っている人がいるんだから。味もそれほど良くないので、あまりおすすめできない。
今日のゲレンデコンディションははっきり言って良くない。気温が高く、11時前になると上越地方特有の湿った雪になった。こうなるとコブができるのも速い。たださっきも書いたけど前後方向の重心の確認はしやすい。午後になると第3リフト乗り場付近だけでなく、ダウンヒルコースの下部3分の1くらいは土が出ていており、新しい板にはちょっとつらい。3時過ぎには雨のようなものが。今晩から天気が崩れるらしいが、夜までは持ってくれないと、雨が降ったらスキー場の営業そのものに関わりそうでとっても心配。
12月30日
今日はいよいよ最終日だが、なんと言っても天気が心配。朝窓を開けると一面に雪が。良かった、雨じゃなくて。
今日の朝食は和食にしてみました。やはり日本人の朝食は銀シャリにみそ汁です。なんてね。でもやはりパンだとすぐおなかがすくもんで...
今日のレッスンは小回りと総まとめ。主に切り替えの体重移動についてを中心にやりました。切り替えの時体重を前に運ぶわけですが、この時の方法について。足の中では体重がかかとよりから拇指球よりになって、膝から上が立ってきて、その結果腰が前に行くのですが、動く上での意識としては、頭が前に行くと×。逆に腰から下が後ろに行ってしまうから。おへそを前後するイメージが○。頭の位置は結果として若干前に来ますが、意識としては頭を動かさないようにするか、若干上に持っていく意識の方がよいかも(もちろん力を上には抜かないように)。ただし小回りの場合は体全体をフォールラインに落とす感じで。
あと今日は夜からの雪がやむどころかどんどん強くなり、降り続けたので、新雪も滑ることができました。新雪といっても上越地方特有の湿った雪なので、いい加減に滑るとたまってしまったりします。こつはこのような雪の場合に限ってですが、ターン前半ですこーしだけローテーションさせること。これでターンがしやすくなるそうです。
昼食は第3リフト乗り場近くの「ダウンヒル」でとりました。ここではカレーライス、ハヤシライス、スパゲティカルボナーラの3種類の中から選べます。私はカルボナーラにしましたが、結構おいしかった。おまけに豚汁がつきます。昼食をとるならここが一番おすすめだと思います。味は一番良いし、ゴンドラで下りなくていいし。ただしその分最も混みますので、時間はずらした方がいいです。
そんなこんなで雪の中、4日間続いたレッスンは終わり。風呂に入って帰る準備をして、5時30分出発。結局雪はレッスンが終了してもやまず、替えるときまでたってもやみませんでした。ゲレンデの状況はすごーくよくなり、この分だと近いうちに下まで滑って下りられるかも。上越地方は昨年に続く雪不足で、湯沢や石打の旅館・ホテルは大変だそうですが、これで少しは良くなるでしょう。問題は我々の帰り道で、雪が積もっているので、石打と土樽でチェーン規制。しかも関越トンネルを抜けても降っていて、結局赤城のあたりまで降っていました。そんなこんなで家についたのは10時30分。いやー、疲れた。
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